新興市場の見通し

 
今週の新興市場では、日経平均とともに日経ジャスダック平均が3週ぶりの上昇となる一方、マザーズ指数は3週連続で下落した。週初に一時1000ポイント近辺まで下落すると、新型コロナウイルス変異型「オミクロン型」への懸念緩和や株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出に向けた買い戻しの動きで日経平均が急伸したのに伴って値を戻す場面があった。ただ、週末になると米11月消費者物価指数(CPI)の発表などの重要イベントを前に再び売りが強まった。
 
週間の騰落率は、日経平均が+1.5%であったのに対して、マザーズ指数は-1.7%、日経ジャスダック平均は+1.0%だった。
 
来週の新興市場では、引き続き株式相場全体の地合いを睨みつつも、マザーズ指数は戻りの鈍い展開になるとみておきたい。
12月14~15日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えるが、米金融政策の行方と金利動向は新興株にも大きな影響を与えるだけに、結果を見極めたいとのムードが広がるだろう。また、今週も2割前後の大幅下落を強いられたマザーズ銘柄が少なくなく、個人投資家の損益が大きく改善したとは言いにくい。さらに、週半ばにかけてブックビルディングの期限を迎える12月後半のIPOが多く、なお換金売りが出やすいだろう。
 
来週は、12月13日にセルソース、サーキュレーション、14日にプレミアアンチエイジング、Macbee Planet、15日にGA technologies、スマレジ、サンバイオなどが決算発表を予定している。セルソースは前期業績の上方修正を発表済みで、今期の見通しが注目されそうだ。成長期待の高いサーキュやMacbeePなどの動向も注視したい。

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