新型肺炎の影響による世界同時株安

【寄り付き概況】

 
25日の日経平均株価は大幅続落して始まった。始値は前週末比437円37銭安の2万2949円37銭。取引時間中に2万3000円を割るのは2月4日以来。下げ幅はその後1000円を超えた。
日本をはじめ中国以外での新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、世界経済への影響を懸念して運用リスクを回避する目的の売りが広がった。米企業の景況感の悪化も重荷となり、景気敏感株をはじめ幅広い銘柄に売りが出ている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も大幅続落している。
 
外国為替市場でもリスクオフのドル売り・円買いの動きが顕著で、アジア株市場の動向を横にらみに2万2000円台前半での攻防が想定される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種全面安で、値下がりで特に目立つのは鉱業、精密機器、空運、鉄鋼、建設など。
 
 
個別では、トヨタやホンダなどの自動車株が大幅安となっているほか、ソニー、ソフトバンクGが売られ、東エレク、アドバンテス、信越化や日本製鉄、JFE、コマツ、日立建機も下落している。また、三菱UFJ、みずほFG、野村が値を消し、任天堂、ファーストリテも下押している。
 
半面、富士フイルムは逆行高。ザインなどの新型肺炎関連株の一角に買いが先行している
 
 
テクニカル的には、パル(2726)、アドソル(3887)、テラスカイ(3915)、ザ・パック(3950)、セグエ(3968)、NRI(4307)、アステラス(4503)、扶桑薬(4538)フクシマガリ(6420)、新電工(6967)、太陽誘電(6976)、SHOEI(7839)、フォーバル(8275)が動兆。
 
人気は、第一商品(8746)、Jスト(4308)、フルッタ(2586)、フルージア(6343)、サンケン(6707)、リアルワ(3691)、JTOWER(4485)、フリー(4478)、ゼオン(4205)、グッドライフ(3970)、スシロー(3563)、フジミイン(5384)。
 

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