指数は一進一退か

今週は、軟調となった。
週前半の日経平均は上値追いの展開。
しかし、急ピッチの上昇が続いたため、次第に高値警戒感が強まって伸び悩み、円安が進んでもポジティブな反応が限定的となった。
 
米国では良好な経済指標が相次いだものの、これを受けて金利上昇が加速するとの見方が強まったことから、高値更新が続いていたダウ平均が失速。楽観ムードが急速に冷え込み、節目の2万4000円を割り込んだ後も、下値模索が続いた。
日経平均は週間では約336円の下落となり、週足では4週ぶりに陰線を形成した。
 
さて、来週(9~12日)の東京株式市場は、日米の長期金利上昇傾向という市場環境の変化を引き続き織り込む相場となりそうだ。
日経平均株価は、きょうまでの3日続落で、合計486円の下落幅となったものの、値ごろ感からの押し目買い機運は盛り上がりそうにない。いまのところ、日米長期金利の先高観を背景に銀行、保険、証券といった金融株に買いの矛先が向いているものの、その他のセクターは売りの出やすい状態にある。
決算銘柄を中心に商い活況が見込まれることは下支え要因となることから、指数は一進一退が続くと予想する。
来週の日経平均の想定レンジは2万3300円~2万4100円。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
 
24642.02  ボリンジャー:+2σ(25日)
24314.51  ボリンジャー:+3σ(26週)
24270.62  新値三本足陽転値
24113.14  ボリンジャー:+2σ(13週)
24089.13  均衡表転換線(日足)
24084.45  6日移動平均線
23980.78  ボリンジャー:+1σ(25日)
 
23783.72  ★日経平均株価5日終値
 
23762.14  ボリンジャー:+2σ(26週)
23508.26  ボリンジャー:+1σ(13週)
23319.54  25日移動平均線
23310.49  均衡表基準線(日足)
23209.77  ボリンジャー:+1σ(26週)
23149.70  均衡表転換線(週足)
22955.51  均衡表基準線(週足)
22903.38  13週移動平均線
22698.69  75日移動平均線
22658.30  ボリンジャー:-1σ(25日)
22657.40  26週移動平均線
22501.73  200日移動平均線
22479.50  均衡表雲上限(日足)
22298.50  ボリンジャー:-1σ(13週)
22234.86  均衡表雲下限(日足)
 
5日線が下向きに転じて短期的なピークアウト感が出てきたタイミングだけに、来週以降の下振れが警戒される。
 
ボリンジャーバンドでは、日々線は+1σを下放れ、+1σと中心線の中心線との距離が近づいている。+3σを超えた9月19日をピークに日々線は中心線に引き寄せられており、来週以降は中心線割れが視野に入ろう。
 
 
 

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