持ち高調整の動きが強まる局面か

Market Data
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【日経平均】
38211円01銭(△259円21銭=0.68%)
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【TOPIX】
2671.40(△6.54=0.25%)
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【グロース250】
639.19(△8.45=1.34%)
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【プライム売買高】13億4022万株(▲5023万株)
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【売買代金】3兆6468億円(△1839億円)
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【値上がり銘柄数】1033(前日:480)
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【値下がり銘柄数】547(前日:1115)
【新高値銘柄数】53(前日:33)
【新安値銘柄数】1(前日:3)
【25日騰落レシオ】97.03(前日:98.01)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は反発、3万8000円台に終値で乗せる
 2.米株市場ではNYダウ、ナスダック指数ともに上昇
 3.米雇用統計の年次改定は大幅下方修正も影響限定的
 4.米長期金利低下で円高方向に振れ、上値重い場面も
 5.値上がり銘柄数63%占めるも、売買代金は低調続く
 
 
日経平均は反発。上げ幅を広げてくると上値が抑えられた一方、萎んでくると改めての買いが入った。今週はここまで下落と上昇を繰り返しており、きのう下げた分、きょうはやや買い手に分があったような印象。本日から24日までの日程でジャクソンホール会議が開催される。ただ、パウエルFRB議長の講演は23日で、本日の米国株は様子見姿勢が強まりそう。日本の現物市場で発言内容を消化するのは来週となる。
 
投資家の関心は日米の金融当局トップの発言内容に集まっているだろう。植田総裁によるタカ派発言が警戒されており、これを受けて円高基調が強まる可能性はあるだろう。
ただし、パウエルFRB議長の講演を見極めたいところであり、明日については積極的にポジションを取りづらいところではある。ただし、8月上旬の急落からの急ピッチのリバウンドをみせるなか、買い遅れているファンドは多いと考えられる。重要イベントを前に、ある程度はポジションを積み上げておきたい面もあると考えられ、持ち高調整の動きが強まる局面においては、押し目買いのスタンスになると想定する。

 
■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
 
40179.01  ボリンジャー:+1σ(26週)
40021.89  均衡表雲下限(日足)
39379.30  ボリンジャー:+1σ(25日)
38776.59  26週移動平均線
38640.10  75日移動平均線
38554.51  13週移動平均線
 
38211.01  ★日経平均株価22日終値
 
37733.94  6日移動平均線
37374.64  25日移動平均線
37374.16  ボリンジャー:-1σ(26週)
37158.72  200日移動平均線
36878.09  ボリンジャー:-1σ(13週)
36791.45  均衡表転換線(週足)
36791.45  均衡表基準線(週足)
36426.88  均衡表転換線(日足)
36311.29  均衡表基準線(日足)
35971.74  ボリンジャー:-2σ(26週)
35909.70   新値三本足陰転値
35790.33  均衡表雲上限(週足)
 
大引けは38000円を回復し、ザラ場高値が20日の直近高値を上回って株価回復トレンドが続いた。ローソク足は3本連続陽線を描き、強い買い意欲を窺わせた。一目均衡表では上向きの転換線が基準線を突破して三役逆転の弱気形状を返上しており、地合い改善の進展を確認する形となっている。
 

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