前日の米国市場では、NYダウは前営業日比240ドル安と3日ぶりに反落した。インフレの沈静化が遅れ、年内の利下げ期待が後退し売りが優勢となった。
日経平均株価が小幅ながら反発したものの値下がり銘柄数が多くTOPIXは続落して引けている。総じて売り優勢の地合いだった。
米国では本日、2月の製造業受注や雇用動態調査(JOLTS)求人件数が発表される。今週は3日に3月のISM非製造業景況指数とADP雇用統計、4日に2月の貿易収支、5日に3月の雇用統計と注目度の高い指標の発表が相次ぐ。1日に発表された3月のISM製造業景況指数は市場予想を上回り、米長期金利は上昇した。
1日の米国市場では長期金利が上昇する中でもナスダックがプラスで終えたが、一般的には金利上昇はグロース株にとって売り材料。ここから出てくる指標が強かった場合、週末の米雇用統計に対する警戒が高まりやすい点には留意が必要だろう。
日経平均は25日線近辺で下値を固めることができるかが注目されるだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(2日現在)
43814.40 ボリンジャー:+3σ(13週)
41961.83 ボリンジャー:+2σ(13週)
41766.16 ボリンジャー:+3σ(25日)
41740.62 ボリンジャー:+2σ(26週)
41099.32 ボリンジャー:+2σ(25日)
40432.49 ボリンジャー:+1σ(25日)
40397.10 均衡表転換線(日足)
40223.38 6日移動平均線
40109.26 ボリンジャー:+1σ(13週)
39838.91 ★日経平均株価2日終値
39765.65 25日移動平均線
39679.57 均衡表基準線(日足)
39098.82 ボリンジャー:-1σ(25日)
38797.51 新値三本足陰転値
38607.87 ボリンジャー:+1σ(26週)
38471.19 均衡表転換線(週足)
38431.99 ボリンジャー:-2σ(25日)
38256.69 13週移動平均線
37832.88 均衡表雲上限(日足)
37765.15 ボリンジャー:-3σ(25日)
36872.78 75日移動平均線
36404.12 ボリンジャー:-1σ(13週)
35813.02 均衡表基準線(週足)
35796.73 均衡表雲下限(日足)
35475.13 26週移動平均線
昨日に続いて25日移動平均線を一時下回った後、終値は25日線の上方にとどまった。ローソク足は小陰線で終了。下降する5日線の下方で推移する一方、昨日安値を下回る場面はなく、下値での25日線付近での一定の押し目買い需要を確認する形となった。ただ、TOPIXは小幅続落して本日終値が25日線を下回るとともにパラボリックが陰転しており、短期的な下押しリスクへの留意も必要となろう。
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