Market Data
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【日経平均】
38371円76銭(△83円14銭=0.22%)
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【TOPIX】
2692.12(△11.32=0.42%)
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【グロース250】
664.64(▲15.66=2.30%)
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【プライム売買高】13億7271万株(△3454万株)
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【売買代金】3兆2681億円(△371億円)
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【値上がり銘柄数】600(前日:1326)
【値下がり銘柄数】989(前日:280)
【新高値銘柄数】54(前日:75)
【新安値銘柄数】2(前日:2)
【25日騰落レシオ】110.83(前日:116.74)
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■本日のポイント
1.日経平均は続伸、後場に入り切り返す展開
2.エヌビディア決算前で、様子見ムードも底堅い
3.取引時間中に為替が円安方向に振れ、追い風に
4.月末を控え年金資金のリバランスの買いも観測
5.商い低調、値下がり数が値上がり大幅に上回る
日経平均は続伸。きのう同様に小幅安で前場をまとめ、後場に入ってプラス圏に浮上した。きのうは値上がり銘柄が多かったが、きょうは値下がり銘柄が多かっただけに、プラスで終えられたことには意外感もある。後場のプラス転換に貢献した半導体株は、あすはエヌビディアの時間外の反応の影響を大きく受けることになるだろう。半導体株が買われるようなら、全体でもリスク選好ムードが高まる公算が大きい。75日線(3万8646円、28日時点)を明確に超えてくれば、3万9000円辺りまでは一気に水準を切り上げても不思議はない。
投資家の最大の関心事であるエヌビディアについては、次世代AI半導体の発売が設計上の問題で3カ月以上遅れる可能性があるとの報道があるほか、台湾からの米国向け輸出もピークアウトしている感があり、弱い内容を予想する関係者が多いとみられる。明日の東京市場は先回り的な売買が先行する可能性があると考えられるが、予想ほど悪くなければ、アク抜けの動きも意識されてきそうである。また、先物主導での荒い値動きが警戒されるが、下落局面においては、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
半導体株が下げても他の銘柄が健闘して指数の下げが限定的となれば、翌日以降の日本株は下げづらくなると見込まれる。一方、おつき合いして大きく崩れるようだと、二番底に対する警戒が高まってくる。半導体株を中心に、主力大型株の動向が大きく注目されるだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(28日現在)
41490.97 ボリンジャー:+2σ(26週)
40647.79 ボリンジャー:+2σ(25日)
40580.78 均衡表雲上限(日足)
40232.56 ボリンジャー:+1σ(13週)
40107.13 ボリンジャー:+1σ(26週)
40021.89 均衡表雲下限(日足)
38886.24 ボリンジャー:+1σ(25日)
38723.29 26週移動平均線
38646.10 75日移動平均線
38557.36 13週移動平均線
38371.76 ★日経平均株価28日終値
38216.28 6日移動平均線
38062.92 新値三本足陰転値
37864.60 均衡表転換線(日足)
37339.45 ボリンジャー:-1σ(26週)
37298.86 200日移動平均線
37124.69 25日移動平均線
36882.16 ボリンジャー:-1σ(13週)
36791.45 均衡表転換線(週足)
36791.45 均衡表基準線(週足)
36258.05 均衡表雲上限(週足)
35955.61 ボリンジャー:-2σ(26週)
35542.01 均衡表基準線(日足)
節目の38000円を下回る場面はなく、終値は上向きの5日移動平均線とのプラス乖離をキープしており、足元の地合いは買い手優勢と推察される。昨日に続いて高値と安値も前日水準を上回ったが、上ヒゲは暴落後の高値(8月23日、38424.27円)に届かず、下値の切り上げ基調とともに上値の重さも確認する形となった。一目均衡表の転換線が上昇を続ける一方、基準線や25日線は下降中であり、方向感の定まりにくい状態がさらに続く可能性がありそうだ。
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