27日の日経平均が大幅続伸。終値は前日比551円高の2万1317円だった。上げ幅は本年大発会(1月4日の741円高)に次ぐ今年2番目の大きさ。前日の米国株が貿易摩擦回避観測から大幅高となったことを受けて朝から全面高の展開に。3月決算銘柄の最終売買日ということもあって権利取りの買いも活発化したようだ。
明日(28日)の東京株式市場は、3月期末の配当や株主優待の権利付き落ち日に当たり、市場筋の推計による日経平均株価の落ち分は150~160円程度あり、これを早々に埋められるかが焦点となる。
今日で2日連続高値引けの続伸で、投資家心理は好転しており、日経平均は権利落ち分を即日で埋めてプラス圏で推移する可能性もある。
25日線(2万1591円、3/27)を伺う展開が想定される。上昇一服となった場合でも、2万1000円より下では押し目買いが入るだろう。いったん下げ止まったことで、全体的に好材料探しとなりやすい。
■上値・下値テクニカル・ポイント(27日現在)
22420.28 ボリンジャー:+2σ(25日)
22257.00 13週移動平均線
22256.62 26週移動平均線
22238.42 均衡表基準線(週足)
22153.63 新値三本足陽転値
22095.88 均衡表雲下限(日足)
22067.36 均衡表転換線(週足)
22006.10 ボリンジャー:+1σ(25日)
21591.91 25日移動平均線
21424.77 均衡表基準線(日足)
21328.53 ボリンジャー:-1σ(26週)
21317.32 ★日経平均株価27日終値
21312.09 200日移動平均線
21192.52 6日移動平均線
21177.73 ボリンジャー:-1σ(25日)
21138.07 ボリンジャー:-1σ(13週)
21114.29 均衡表転換線(日足)
20763.55 ボリンジャー:-2σ(25日)
20400.44 ボリンジャー:-2σ(26週)
20349.36 ボリンジャー:-3σ(25日)
20019.14 ボリンジャー:-2σ(13週)
19726.63 均衡表雲上限(週足)
マドを空けての上昇から早い段階で2万1000円を回復すると、その後も上げ幅を広げる中で5日線を突破し、200日線を捉えてきている。
一目均衡表では転換線を突破し、基準線に接近している。
ボリンジャーバンドでは-1σを突破してきており、中心値(25日)を意識。パラボリックのSAR値が2万1546円処まで下がってきており、陽転シグナル発生へのハードルが下がっている。
週間形状では52週線を突破している。一方で、13週、26週線が交差しつつあり、デッドクロス示現を拒否できるかが注目される。
【株式分割】
(27日大引け後 発表分)
●MDV <3902>
4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
目次
