投資家の物色意欲が回復か

 

Market Data
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【日経平均】
37418円24銭(△87円06銭=0.23%)
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【TOPIX】
2718.21(△8.03=0.30%)
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【グロース250】
639.00(▲7.46=1.15%)
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【プライム売買高】19億0731万株(▲5719万株)
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【売買代金】4兆8623億円(▲42億円)
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【値上がり銘柄数】1090(前日:513)
【値下がり銘柄数】489(前日:1069)
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【新高値銘柄数】37(前日:32)
【新安値銘柄数】19(前日:37)
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【25日騰落レシオ】98.73(前日:100.51)
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■本日のポイント
 
 1.日経平均は反発、欧米株安も頑強な値動き
 2.NYダウ600ドル超の下げも、買い優勢で始まる
 3.トランプ演説を経て、投資家の不安心理が後退
 4.後場は買いに厚み加わるも伸び切れず上値重い
 5.防衛関連株が物色人気、半導体関連はまちまち
 
 
日経平均は反発。
米国株安を跳ね返してプラスで終えた。つかみどころのない1日であったが、プライムでは値上がり銘柄が値下がりの倍以上あり、安値(3万7178円)でも3万7000円は割り込まなかった。
このところはトランプ大統領の言動に振り回されているが、きょうの東京株式市場では施政方針演説を大きな波乱なく消化しただけに、ネガティブな材料がいったん出尽くしとなる展開に期待したいところ。
きょうは売買代金上位銘柄で大幅高となるものが結構あり、投資家の物色意欲が回復しつつあるようにも見える。大型株主導で戻りを強めることができるかに注目したい。
 
あすのスケジュールでは、対外対内証券売買契約、6カ月物国庫短期証券の入札及び30年物国債の入札、2月の輸入車販売、2月の車名別新車販売、2月の軽自動車販売、2月のオフィス空室率など。
 
海外では1月の豪貿易収支、トルコ金融政策決定会合、ECB理事会の結果発表とラガルドECB総裁の記者会見、1月のユーロ圏小売売上高、1月の米貿易収支、1月の米卸売在庫・売上高、週間の米新規失業保険申請件数など。なお、この日はウォラーFRB理事が経済イベントの討論会で発言機会がある。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(5日現在)
 
38983.19  13週移動平均線
38935.42  75日移動平均線
38762.84  26週移動平均線
38691.53  25日移動平均線
38658.16  200日移動平均線
38552.48  均衡表転換線(週足)
38535.92  均衡表基準線(日足)
38092.94  ボリンジャー:-1σ(13週)
38018.37  ボリンジャー:-1σ(25日)
37891.59  均衡表転換線(日足)
37861.76  ボリンジャー:-1σ(26週)
37823.05  均衡表基準線(週足)
37681.49  6日移動平均線
 
37418.24  ★日経平均株価5日終値
 
37345.21  ボリンジャー:-2σ(25日)
37202.69  ボリンジャー:-2σ(13週)
36960.69  ボリンジャー:-2σ(26週)
36672.05  ボリンジャー:-3σ(25日)
36564.77  均衡表雲上限(週足)
36457.22  均衡表雲下限(週足)
36312.43  ボリンジャー:-3σ(13週)
 
ローソク足は小陽線の胴体から上下にヒゲを出して足元の売り買い拮抗状態を示唆。上ヒゲが2月19日以来9営業日ぶりに5日移動平均線を上回ったほか、ザラ場安値も前日から切り上がり、短期的な下げ止まり接近を示唆する形となった。もっとも、5日線上方を走る25日線や一目均衡表の基準線と転換線がいずれも下向きで大引けを迎えている。ボリンジャーバンド(25日ベース)で株価が-2σ前後で滞留していることもあり、下値拡張リスクへの留意が引き続き必要となろう。
 
 
 

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