週明けの日経平均が7日ぶりに反発。
米国の雇用統計を受けたドル高・円安を好感して自動車など輸出関連の一角が買い戻された。朝方発表された日本の4-6月GDP改定値が上方修正されたことも全般的な買い要因となったようだ。
一方、米中、日米など貿易問題が重荷となって上値は限定的。外国人の動きもほぼ止まったままの状態だ。
ただ、日経平均、TOPIXともに先週末の安値を下回らず、日足では陽線引けとなりいったん下値を確認した可能性もある。
明日(11日)は、日米貿易摩擦問題がくすぶり続けるなか、国内に手掛かり材料が乏しいこともあり、売り買いともに手控えムードが強まりそうだ。
外国為替市場で円相場が比較的落ち着いた推移をみせていることから、極端に売り込まれる可能性も限定的だが、買い意欲が後退する地合いのなかで軟調な展開となりそうだ。
米国主要3指数が反発で返ってくる場合は、戻りを試す展開が想定される。
日経平均は9月限のメジャーSQを前に、2万2500円付近を意識する展開が予想される。 東証1部の騰落レシオ(25日)は84.7%(9/7現在)と過熱感はなく、好業績に加え高配当やPERなどのバリュエーション面で割安感のある銘柄には買いが向かいやすいだろう。
マザーズ指数が25日線をサポートに反発した。このまま上昇が続き、先週高値(1049.13P、8/31)を上回ると底入れパターンに近づくことになるだろう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(10日現在)
22749.13 ボリンジャー:+1σ(25日)
22713.54 ボリンジャー:+1σ(13週)
22696.90 新値三本足陽転値
22602.54 均衡表転換線(日足)
22525.53 6日移動平均線
22489.07 25日移動平均線
22451.85 75日移動平均線
22450.63 13週移動平均線
22441.75 均衡表基準線(日足)
22441.75 均衡表転換線(週足)
22412.50 200日移動平均線
22384.99 均衡表雲上限(日足)
22373.09 ★日経平均株価10日終値
22316.80 26週移動平均線
22257.99 均衡表雲上限(週足)
22237.26 均衡表雲下限(日足)
22229.01 ボリンジャー:-1σ(25日)
22187.71 ボリンジャー:-1σ(13週)
21968.95 ボリンジャー:-2σ(25日)
21924.80 ボリンジャー:-2σ(13週)
21808.28 ボリンジャー:-1σ(26週)
21708.90 ボリンジャー:-3σ(25日)
ザラ場高値は25日線や75日線の下で緩やかに下降する200日線に届かず、上値の重さを示した。急角度で下降する5日線は下向きの25日線のわずか10銭で引けており、短期デッドクロス寸前となった。
ボリンジャーバンドでは、日々線が-1σ付近まで下落した後、-1σと中心線のほぼ中間で引け、短期的な底打ちの形状となった。
【自社株買い】
(10日大引け後 発表分)
○オープンH <3288>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.07%にあたる60万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月11日から10月31日まで。
○住江織 <3501>
発行済み株式数(自社株を除く)の6.6%にあたる50万株(金額で16億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月11日から11月9日まで。
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