週明けの日経平均が4日ぶりに小反発。終値は前週末比4円高の2万3821円だった。前週末の米株上昇の流れを受けて100円を超える上げで始まったが、買いはそこまででその後は2万3800円台の狭い範囲でもみ合う展開。
米国株が最高値を更新しているというのに本日も買い手不在という寂しい状態。外国人のクリスマス休暇入りで商いも細り、東証1部の出来高は10億株を下回るなど今月2番目の少なさとなっている。
きょうはIPO銘柄にも急落するものが多かったが、こちらに関してはトゥエンティーフォーセブンのストップ安が痛い。同社は11月21日に上場したばかりにもかかわらず、前19.11期の見通しを引き下げている。
先週は12月のIPO銘柄が派手に動き、少し前に上場した銘柄にも資金が向きかけていたが、思い切り冷や水が浴びせられた格好。大型株が米国株高を受けても動かず、直近IPOのバブル的な動きにもブレーキがかかったことから、明日以降は手じまいムードが一段と強まると思われる。指数がきょう高く寄ったにもかかわらず買いが続かなかったところをみると、現状ではいったん大きく下げない限りは、強い反発も期待薄だろう。
明日24日の東京株式市場は手控えムードか。海外投資家のクリスマス休暇入りに伴い、市場エネルギーは縮小している。
市場では、「米株高で高くスタートしても、国内材料はなく買いが続かない。年末で手じまい売りも出やすい」との声が聞かれた。
■テクニカル・ポイント(23日現在)
25397.61 ボリンジャー:+3σ(26週)
25258.03 ボリンジャー:+3σ(13週)
24517.39 ボリンジャー:+2σ(13週)
24380.09 ボリンジャー:+3σ(25日)
24326.34 ボリンジャー:+2σ(26週)
24083.19 ボリンジャー:+2σ(25日)
23909.25 6日移動平均線
23821.11 ★日経平均株価23日終値
23786.29 ボリンジャー:+1σ(25日)
23776.76 ボリンジャー:+1σ(13週)
23712.38 均衡表転換線(日足)
23489.39 25日移動平均線
23408.92 均衡表基準線(日足)
23398.36 均衡表転換線(週足)
23255.07 ボリンジャー:+1σ(26週)
23192.49 ボリンジャー:-1σ(25日)
23141.55 新値三本足陰転値
23036.12 13週移動平均線
高寄りした後は上値が重く、終値は下降する5日線を下回った。
ローソク足は6日連続で陰線を引く一方で、ザラ場安値は先週末20日安値を上回り、上下いずれにも動意は窺えなかった。
ボリンジャーバンドでは+1σに接近して終了し、+3σを超えた17日を直近ピークとするスピード調整が続いた格好。RSI(14日ベース)は58.11%(先週末62.76%)、東証1部の騰落レシオ(25日)は101.13%(同105.22%)といずれも中立圏中央付近で取引を終え、相場が割高感にも割安感にも乏しい位置にあることを示している。
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