【寄り付き概況】
9日の日経平均株価は、前日比11円36銭安の2万1750円29銭と小幅続落してスタート。きのう8日の上値が重い動きが継続し、売りが先行したもよう。
東証株価指数(TOPIX)は、3.64ポイント安の1616.50で始まった
前週に日経平均が大きく上昇した反動が出ているほか、前日のNYダウが4日ぶりに反落したこともあって、主力株中心に利益確定を優先する動きが優勢。日経平均2万1800~2万1900円の水準は滞留出来高も多く戻り売り圧力の強さが意識されている。ただ、下値を売り込む動きも限定的で、比較的狭いレンジで底堅い推移が予想される。
寄り付き時点で業種別では33業種中、値上がりは石油、鉱業、電気機器、その他製品の4業種にとどまっている。一方、値下がりで目立つのは海運、電力ガス、建設など。
個別では、ソフトバンクGが安く、7&iHD、イオン、高島屋が下落している。JT、武田が値を下げ、アステラス薬も軟調。三菱UFJ、三井住友、東京海上もさえない。キーエンスは弱含み。曙ブレーキが大幅安で、IHIは小緩んでいる。
半面、ソニーが大量の買い注文を集め、ファナック、東エレクも値を上げ、任天堂、トヨタが底堅い。ファーストリテは強含みで、楽天が小幅高。日揮が買い気配から始まった。
225先物は、クレディ・日興・UBS・モルスタ・SBI・アムロが買い越し。
ソジェン・野村・ドイツ・メリル・JP・大和が売り越し。
TOPIX先物はメリル・ソジェン・日興・JP・クレディ・アムロが買い越し。
みずほ・ドイツ・バークレイズ・UBS・モルスタが売り越し。
テクニカル的にはタマホーム(1419)、トリドール(3397)、信和(3447)、堺化学(4078)、日理化(4406)、コーセー(4922)、タツモ(6266)、新川(6274)、日電波(6779)、電子材料(6855)、スギ(7649)、商事(8058)、NSD(9759)、オートバクス(9832)が動兆。
