18日の日経平均が反落。終値は前日比131円安の2万3934円でわずか1日にして2万4000円の大台を割り込んだ。
米国株は高かったものの2万4000円台という高値警戒感から買いが入らず小口売りに押されてしまった。小幅ながらも円高や中国株安が進み後場にかけてもじり貧に。
本日は中小型株や新興市場株も下落するなど全般的にさえない1日となってしまった。
一部では、「13日に大幅高した後は陰線が続き、上値の重さが意識される。2万4000円をキープできないと目先調整入りの可能性がある」との声が聞かれた。
明日19日の日経平均株価は手掛かり材料に乏しく様子見か。
国内では、日銀金融政策決定会合の結果が明らかになるが、現行の緩和政策が据え置かれるとの見方が大勢であり、無難に通過しそうだ。
これを消化すると、いよいよ今年の動意材料は乏しくなる。
年末まで高値圏を維持するためには、会合もしくは引け後の黒田総裁会見で、何らかのポジティブな材料が出てくる展開に期待したいところだ。
一方、米国では現地18日に目立った経済指標はないが、翌19日には米12月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数など重要指標の発表を控え、見極めたいとの空気に傾く可能性がある。
日経平均は終値(2万3934円)では5日線(2万3880円、18日時点)を上回っており、チャート形状が大きく崩れたわけではない。ここから2万3500円辺りまで下げたとしても調整の範囲内と言えるだけに、下げてもそれほど悲観ムードは高まらず、逆に上げても先高期待はそれほど高まらないといった地合いが続きそうだ。
■テクニカル・ポイント(18日現在)
25218.94 ボリンジャー:+3σ(13週)
25212.21 ボリンジャー:+3σ(26週)
24444.55 ボリンジャー:+2σ(13週)
24250.54 ボリンジャー:+3σ(25日)
24171.62 ボリンジャー:+2σ(26週)
23974.95 ボリンジャー:+2σ(25日)
23934.43 ★日経平均株価18日終値
23798.78 6日移動平均線
23712.38 均衡表転換線(日足)
23699.35 ボリンジャー:+1σ(25日)
23670.17 ボリンジャー:+1σ(13週)
23423.75 25日移動平均線
23408.92 均衡表基準線(日足)
23274.51 均衡表転換線(週足)
23148.16 ボリンジャー:-1σ(25日)
23141.55 新値三本足陰転値
23131.03 ボリンジャー:+1σ(26週)
22895.78 13週移動平均線
22872.56 ボリンジャー:-2σ(25日)
22790.95 均衡表雲上限(日足)
22596.96 ボリンジャー:-3σ(25日)
22524.40 75日移動平均線
ローソク足は陰線を引いたが、下ヒゲは上向きの5日線上をキープ。一目均衡表の転換線も上向きを継続しており、短期上昇トレンドを維持した格好。
25日線との上方乖離率は2.18%に縮小し、先週末の急伸による短期的な過熱感は順調に解消されている。
ただ、ボリンジャーバンドでは終値が+2σを下回った。+2σ自体は上昇しており、明日19日も日経平均が下落して+1σを割り込めば、13日の+3σ超過をピークとする下降トレンド発生のリスクが増す点に留意したい。
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