手掛かり少ないなか、米ドル円弱含む

[概況]
 
31日欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は軟調な展開となった。世界各地における新型コロナウィルスの感染拡大の報道は依然として絶え間なく流れているが、為替市場への影響は限定的となっている。新規材料が乏しくなるなかで、週末の雇用統計に対する警戒感が出てきたのか、じわじわと米ドル売りが優勢となっている。
 
欧州時間中は108円台後半で推移していたものの、その後は水準を下げ一時107.45円まで本日安値を更新している。
本日の上値が5日移動平均線(108.83円)に抑えられたことも意識された格好で、目先もテクニカル的な視点から米ドル売りが進む可能性もありそうだ。107.73円付近に差し掛かる20日移動平均線がサポートとして意識されており、まずは同水準を維持できるかどうかが焦点となりそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

株ちゃんofficial xはこちら!
目次