【寄り付き概況】
18日の日経平均株価は前週末比217円22銭高の2万2770円44銭で寄り付いた。
米国での税制改革に対する期待感を背景にした株高や円安・ドル高が好感され、買い戻しが先行して始まった。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに上伸している。
外国為替市場で1ドル=112円台後半と足もと円安に振れていることも追い風となっており、前週末まで日経平均は4日続落しており、値ごろ感からの買いも入りやすくなっていた。
午前8時50分に発表された11月の貿易統計は1134億円の黒字と市場予想平均の400億円の赤字に反して6カ月連続の黒字となったが、直後の為替市場への影響はみられなかった。
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に紙パルプ、銀行、水産、証券、電気機器など。
個別では、トヨタ、SUBARU、ソニー、パナソニック、東エレクも堅調。三菱UFJ、三井住友、野村、東京海上も買われ、ソフトバンクGが5営業日ぶりに反発し、楽天は小幅高で、キッコーマンが強含みでファーストリテが買い優勢となっている。
半面、NTT、KDDI、任天堂が安い。日産自が甘く、三菱重は弱含み。大成建、大林組が下落し、鹿島は軟調。アスクルが大幅安になっている。
外資系等は、アイシン(7259)、住友林(1911)、ヤーマン(6630)、ふくおかFG(8354)、パンチ(6165)、タムラ(6768)、ツムラ(4540)、第一三共(4568)に注目。
225先物はSBI・大和・ナティクス・三菱・ソジェンが買い越し。
野村・メリル・クレディ・ドイツ・GS・JPが売り越し。
TOPIX先物はGS・ドイツ・みずほ・メリル・大和が買い越し。
日興・ソジェン・野村が売り越し・
テクニカル的には、中外炉(1964)、伊藤米久(2296)、SBS(2384)、あらた(2733)、片倉(3001)、ドトル(3087)、三洋貿易(3176)、オンリー(3376)、サカイオーベ(3408)、GMOPG(3769)、フリービット(3843)、レンゴー(3941)、昭和電(4004)、積化成(4228)、ぴあ(4337)、小野薬(4528)、ITFOR(4743)、東海カ(5301)、日カーボン(5302)、OSJB(5912)、M&Aキャ(6080)、栗田工(6370)、大和冷(6459)、日ピラー(6490)、メルコ(6676)、電気興(6706)、ネットワン(7518)、岡村製(7994)、兼松(8020)、SBI(8473)、日新(9066)、都競馬(9672)、NSD(9759)が動兆。
