急反発、300円高。好業績銘柄に買い

1日午前の日経平均株価は反発し、前日比313円03銭高の2万2324円64銭で前場を終えた。取引時間中としては1996年7月5日以来の高値となった。
前日の米株高や為替の円安などを背景に主力株中心に幅広く買いが入りリスクオンの流れが鮮明となった。
4~9月期の好決算銘柄や通期業績見通しを上方修正した銘柄を中心に買いが広がった。
円相場が1ドル=113円台後半に下落し、自動車や機械など輸出関連株の買いに弾みがついた。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。31日の米ハイテク株高も投資家心理を上向かせた。
 
日経平均は16年7月以降、月の初日に必ず上昇している。「機関投資家による資産配分の変更が月初に集中していることが背景にある」という。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆8467億円、売買高は10億1883万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1204と、全体の59%を占めた。値下がりは742、変わらずは85銘柄だった。

個別では、2018年3月期の営業利益が20年ぶりに過去最高を更新する見通しと発表したソニーが売買代金トップで大幅に上昇した。18年3月期の利益予想を引き上げた東エレクも買われた。日東電、日東電工やパナソニック、京セラが上昇した。
MARUWAがストップ高に買われ、J-POWER、第一工業製薬も大きく上昇した。
 
一方、今期の純利益予想を下方修正した村田製が売られた。三菱重や楽天、ヤマトHDが下落した。インフォマートが急落、保土谷化学工業、セントラル硝子、江崎グリコも大きく下落した。
 
 
東証2部株価指数は前日比22.14ポイント高の6974.99ポイントと反発した。値上がり銘柄数は244、値下がり銘柄数は191となった。
 
個別では、セメダインがストップ高。日本和装ホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。弘電社、サンテック、エイジアなど27銘柄は年初来高値を更新。
トレックス・セミコンダクター、日本パワーファスニング、東京ボード工業、スターフライヤー、ソフト99コーポレーションが買われた。
 
一方、日鍛バルブ、図研エルミック、大興電子通信、ハブ、セブン工業が売られた。

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