7日午前の日経平均株価は反発した。前日比280円70銭高の2万2457円74銭だった。
前日の米国株市場ではNYダウが続落したものの、ハイテク株比率の高いナスダック指数が買われ、東京市場でもここ大きく調整していた半導体関連など電機セクターに買い戻しが入ったほか、建設株など内需株が買われ全体を押し上げた。
前日に急落した反動で、自律反発狙いの買いが入った。このところ下げが目立った東エレクなどハイテク株を中心に東証1部では9割近くの銘柄が上昇した。
北朝鮮や中東を巡る地政学リスクは懸念材料ながら、外国為替市場で円高が一服し、前日に日経平均が今年最大の下げ幅を記録したこともあって、リバウンド狙いの買いが勢いを強め、前場はほぼ高値引けとなった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2069億円、売買高は6億8904万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1794、値下がりは197、変わらずは54銘柄だった。
個別では、任天堂が大商いで反発、中国の仮想通貨取引所大手と資本業務提携したと発表したSBIが上昇した。東京エレクトロン、ディスコなど半導体関連も高い。旭化成やユニチャームなど化学関連が上げ幅を拡大。大塚HDや武田も高い。
一方、安川電機が冴えず、国際石開帝石は下げ幅を拡大。三菱UFJやSOMPOも安い。きょう東証1部に復帰したシャープは45円安の3840円と反落した。
千代田化工建設が大幅安、NTN、ジャパンディスプレイも軟調となった。
東証2部株価指数は反発した。アサヒ衛陶や日本和装が上げ、ベネフィット・ワンやジュンテンが下げた。
値上がり銘柄数は327、値下がり銘柄数は116となった。
個別では、アサヒ衛陶、エリアクエスト、ぷらっとホーム、東テク、JFEコンテイナーが買われた。
一方、ジュンテンドー、東京自働機械製作所、シャルレ、ユタカフーズが売られた。
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