急反発、米株高受け短期の戻り期待

【寄り付き概況】

21日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比358円90銭高の2万7747円06銭。前日までに5日続落し、下落幅が1300円を超えていたことから、短期の戻りを期待した買いが優勢となった。
 
前日の米国株市場では景気敏感株中心に買い戻す動きが顕在化し、NYダウなど主要株指数が揃って反発に転じており、東京市場でもこの流れに追随して主力株をはじめ広範囲にリバウンド局面に移行している。米国では景気のピークアウト感を警戒する見方がある一方、FRBによる緩和的金融政策の長期化が流動性相場を支えるとの期待感も強く、下値では押し目買いニーズも健在だ。
東京株式市場では前日まで日経平均株価が5日続落し、この間に1300円以上の下げをみせていることもあって値ごろ感が生じており、足もとでは米株高を手掛かりとするリバウンド狙いの買いを誘発している。ただ、きょうは4連休前で買いポジションを高めにくいタイミングにあるほか、国内で新型コロナウイルスのインド型変異株であるデルタ株の感染が拡大していることは懸念材料で、株価の上値を重くする可能性がある。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=109円台の後半(20日は1ドル=109円62-63銭)、1ユーロ=129円台の半ば(同129円17-21銭)で取引されている。

三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループのメガバンク3社が揃って上昇している。

 

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