急伸、英ポンド円。

[概況]

 
4日の欧米為替市場は、英ポンド円の上昇が著しかった。上昇の理由は、発表された英国のPMI製造業が予想を上回ったことや、米中の貿易対立懸念が一服したことによって、為替市場全体でリスク回避の流れが後退したことなどである。
 
また、12月12日の総選挙関連の新しい報道は伝わってないものの、依然として与党・保守党の優勢が変わっていないことも上昇の追い風となったのだろう。値動きを見ると、英ポンド円の上昇は欧州時間序盤から活発で、NY時間には高値142.81円まで水準を切り上げる。この高値は昨日の安値から見ると、なんと2円近くの上昇幅である。
 
さて、英ポンド円の日足チャートを見ると、このところのレンジをブレイクした格好で、この後の上昇にも期待が持てる相場付きだ。しかし、気をつけたいのはやはり総選挙の報道で、伝わる内容によっては上昇に冷や水が浴びせられそうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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