後場寄り大きくプラス転換

【寄り付き概況】

後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比70円94銭高の2万1255円54銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、0.86ポイント高の1596.87で始まった
最近の株価下落を受けた押し目買いが入り、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小じっかり。ただ、上海株の軟調な値動きを背景にした売りも止まらず、上値の重さも目立つ。
外国為替市場では、1ドル=111円90銭近辺の推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち。
 
個別では、信越化が大幅高で、SUMCO、ファナックは堅調。ファーストリテ、武田、菱地所がしっかり。オリックスが高く、大京はストップ高買い気配。
半面、任天堂が安く、リコーは急落し、ソニー、ソフトバンクGは軟調。トヨタ、三菱UFJ、東海カが売られ、日立化成が大幅安となっている
 
寄り付き段階では信越化の決算がセンチメントを明るくさせたが、日経平均の戻りは限定的となり、下降する5日線に上値を抑えられる格好となった。もっとも、マザーズ指数が早い段階で下げに転じ、下落率が3%を超える状況の中、個人主体の需給悪化への警戒が戻りを鈍くした感はあろう。
 
下値不安の強い相場展開が続く中、決算を手掛かりとした日替わり的な物色になろう。
また、日経平均は足元で2万4000円までの上昇分を倍返しで下げてきており、いったんは落ち着きがみられやすい水準ではある。冷静に押し目を探りたいところ。
 
ランチバスケットは20件、298.74億円、10億買い越し。

 

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