【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比82円54銭高の2万2353円84銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、3.41ポイント高の1678.85で始まった。
当面の利益を確保する売りが増加した。
外国為替市場では、1ドル=112円近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調。
個別では、ソフトバンクG、ファーストリテがにぎわい、任天堂は小幅高。三菱UFJ、三井住友が値を保ち、日本郵政、トヨタ、スズキが値上がりし、ファナックは堅調。
半面、資生堂が大量の売りで下げ足を早め、コーセーも大幅安となっている。キーエンス、東エレクが下落し、東海カは軟調。ユニー・ファミマ、リクルートHDが値下がりし、ピジョンは急落している。
日経平均は前日の下げ幅が大きかったうえ、9月安値(2万2172.90円、取引時間中)近辺まで急ピッチで調整が進んだこともあり、短期的な反発に期待した買いが入りやすいところだろう。
ドル・円が112円割れ水準で下げ渋っていること、中国を中心としたアジア株の上昇も支援材料となる。前日には空売り比率(東証)が48.1%まで上昇しており、売り方の買い戻しを誘い後場の日経平均は引き続き堅調に推移しそうだ。
また、個人投資家の物色は外部環境の影響を受けにくい、好業績の中小型株に集中しやすくなっていると考えられる。
ランチバスケットは29件、536.35億円、差し引き70億円の買い越しとの観測。
