強弱感対立か

 
13日の日経平均が続落。終値は前日比99円安の2万267円だった。
米中対立への懸念が再び強まるなか外国人による先物売りが出て朝方は300円近い下げて始まった。その後は国内での経済活動の再開期待や日銀のETF(上場投資信託)買い観測が相場を下支えし徐々に下げ幅を縮小。日経平均が2万円を割れなかったことで目先の下値を確認した雰囲気も出ている。
 
明日14日の日経平均株価は、強弱感対立か。
明日は緊急事態宣言に関して政府から何らかの方針が出てくるとみられている。日経新聞では、東京、大阪、北海道を引き続き「特定警戒都道府県」とする一方、茨城、愛知、岐阜、京都、福岡と特定警戒ではない34県は宣言の解除を検討するとの観測が報じられている。取引時間中には決定事項は出てこないかもしれないし、市場でもある程度織り込みは進んでいるとは思われるが、経済活動再開期待が株高の流れを醸成できるかが注目される。
もっとも、感染拡大第2波への警戒感は依然くすぶったままであり、積極的な売買は限定されそうだ。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
 
22142.24  均衡表雲上限(週足)
21704.63  200日移動平均線
21643.51  26週移動平均線
21299.77  ボリンジャー:+1σ(13週)
21269.84  均衡表雲下限(週足)
21215.32  ボリンジャー:+3σ(25日)
20682.85  75日移動平均線
20650.06  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
20267.05  ★日経平均株価13日終値
 
20237.07  均衡表雲上限(日足)
20237.07  均衡表基準線(週足)
20084.81  ボリンジャー:+1σ(25日)
20082.90  6日移動平均線
19972.53  均衡表転換線(日足)
19638.81   新値三本足陰転値
19630.48  13週移動平均線
19519.55  25日移動平均線
19300.39  ボリンジャー:-1σ(26週)
19090.69  均衡表基準線(日足)
18954.29  ボリンジャー:-1σ(25日)
18715.02  均衡表雲下限(日足)
18446.54  均衡表転換線(週足)
 
ローソク足は5日線下まで下ヒゲを出した後、陽線を引いて終値は5日線上に復帰し、下値での買い需要を確認。5日線や25日線が上昇を続けたほか、一目均衡表では終値が雲上限を上回って3役好転後の買い手優勢の形状をキープし、転換線が上向いて短期的な買い圧力の強さも窺わせた。
RSI(14日ベース)は61.38%と中立圏上限の60%を上回って終了し、過熱圏入りの目安となる80%に向けたRSI上昇トレンドに沿った株高基調が期待できよう。
 

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