31日の東京株式市場は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万5600円-3万6100円を想定。(30日終値3万6065円86銭)
米国株はまちまち。ダウ平均が上昇した一方、S&P500とナスダックは下落した。ダウ平均は133ドル高の38467ドルで取引を終えた。
きのう30日の日経平均株価は小幅に続伸したものの、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好だった。
積極的に買い進む材料に乏しいなか、模様眺めムードが広がる場面が想定される。
また、通常取引終了後に決算を発表したマイクロソフトやアルファベット(グーグルの持株会社)が、時間外取引で下落したことも重しとして意識されそう。
本日のFOMCの結果を確認するまでは押し目買いも入れづらい。ハイテク株の下げがリスク回避ムードを強める格好となり、下押し圧力の強い地合いが続くと予想する。
為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(30日は147円23-25銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円トビ台(同159円34-38銭)と、やや円安方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比70円安の3万5930円だった。
【好材料銘柄】
■第一屋製パン <2215>
前期経常を72%上方修正。
■モロゾフ <2217>
今期経常を17%上方修正、配当も30円増額。
■きちりホールディングス <3082>
今期最終を75%上方修正・11期ぶり最高益更新へ。
■AGS <3648>
4-12月期(3Q累計)経常は99%増益・通期計画を超過。
■コニシ <4956>
今期経常を13%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3.5円増額。
■東邦金属 <5781>
筆頭株主の太陽鉱工がTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指す。TOB価格は1株1885円で30日終値を45%上回る水準。買い付け期間は1月31日から3月14日まで。
■東洋シヤッター <5936>
今期経常を15%上方修正、配当も4円増額。
■ストライク <6196>
10-12月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地。
■放電精密加工研究所 <6469>
三菱重工業 <7011> と資本業務提携。三菱重を割当先とする354万6100株の第三者割当増資を実施する。発行価格は564円。
■協栄産業 <6973>
今期経常を一転3%増益に上方修正、配当も10円増額。
■フジオーゼックス <7299>
4-12月期(3Q累計)経常が59%増益で着地・10-12月期も6.3倍増益。また、3月31日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施する。そのほか、株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主を対象に、全国共通商品券(保有株数に応じて2000~1万円相当)を贈呈する。初回に限り、25年3月末時点で100株以上を9ヵ月以上継続保有する株主が対象となる。
■キヤノン <7751>
今期税引き前は15%増益、10円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の3.3%にあたる3300万株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月1日から25年1月31日まで。
■M&A総研ホールディングス <9552>
10-12月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地。
■元気寿司 <9828>
今期経常を26%上方修正・最高益予想を上乗せ。
【主な経済指標・スケジュール】
31(水)
【国内】
日銀金融政策決定会合の主な意見(1/22~23開催分)
12月商業動態統計(8:50)
12月鉱工業生産指数(8:50)
《決算発表》
日立、第一三共、アドバンテ、富士通、レーザーテク、JR東日本、TDK、NRI、野村HD、塩野義、三住トラスト、商船三井、関西電、りそなHD、ANA、エムスリー、JR西日本、カプコン、中部電、スクリン、東電力HD、京成、富士電機、SCSK、野村不HD
【海外】
中国1月製造業PMI(10:30)
米1月ADP全米雇用リポート(22:15)
《米決算発表》
ボーイング、アフラック、クアルコム、オーティス・ワールドワイド、サーモフィッシャー、オートマティックデータ、エイブリー・デニソン、ボストンサイエンティフィック、ヘス、ナスダックOMXグループ、ロックウェルオートメーション、ローパー・インダストリーズ、マスターカード、アプティブ、フィリプス66
《韓国決算発表》
サムスン電子
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