弱含みの展開か

5日の東京株式市場は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万3200円-3万3600円を想定。(4日終値3万3422円52銭)
米国は独立記念日により休場で、欧州株は下落。6月19日に米国が休場であったが、この時、日経平均は19日にやや意外感のある大幅な下げとなり、20日は欧州株安を嫌気して売りが先行したものの、後場に戻してプラスで終えた。今回もこの時と似たような流れになるとみており、売りが先行するも切り返し、現状株価近辺で終了すると予想する。

日経平均株価はきのう4日、大幅に反落した弱い動きから、売り優勢スタートとなりそう。手がかり材料に乏しいなか、米国では6日に、6月ADP(オートマチック・データ・プロセシング)雇用統計や5月貿易収支などの経済指標の発表を控えることから、模様眺めムードが広がりそうだ。ただ、リバウンド狙いの買いも控えているとみられ、売り一巡後は下げ渋る場面も想定される。

為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(4日は144円49-51銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の前半(同157円53-57銭)とやや円高方向にある。

大阪取引所のナイトセッションでは4日清算値比150円安の3万3170円だった。

【好材料銘柄】  

■アスクル <2678>
今期経常は12%増で4期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は2円増配へ。

■霞ヶ関キャピタル <3498> 
今期経常を41%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額。

■インバウンドテック <7031> 
発行済み株式数(自社株を除く)の5.74%にあたる15万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月5日から12月31日まで。

■GRCS <9250> 
大阪デジタルエクスチェンジが年内に開設を目指すセキュリティトークンのセカンダリー市場における売買取引システムにマッチングエンジンが採用。

■アークス <9948>
3-5月期(1Q)経常は6%増益で着地。

■海帆 <3133> 
エナジーリンクスと共同で、Non-Fit向け太陽光発電量および売電価格集計システムを開発。

■楽天グループ <4755>
子会社の楽天証券ホールディングスが東証へ新規上場申請。

■エス・サイエンス <5721> 
今期最終を一転黒字に上方修正。

■ハイデイ日高 <7611>
3-5月期(1Q)営業は黒字浮上で着地。6月既存店売上高は前年同月比27.1%増と増収基調が続いた。

■ブックオフグループホールディングス <9278>
6月既存店売上高は前年同月比13.0%増と増収基調が続いた。

【主な経済指標・スケジュール】

5(水)
【国内】
《決算発表》
キユーピー、サンエー、トーセイ、薬王堂HD、エスプール、アオキスーパー

【海外】
米5月製造業受注(23:00)
FOMC議事録(6/13~6/14開催分)

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
 

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