30日の東京株式市場は、弱含みの展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万900円-2万1300円。
場中は節目の2万1000円を意識しながらの一進一退が続くだろう。ただ、米国株が買い先行で大幅高となった後に崩れるなど、不安定な状況は解消されておらず、下げ渋ったとしても上値は重いと予想する。
主要企業の18年4-9月期決算が本格化するなか、通期業績予想を下方修正する銘柄や、業績が市場予想の平均に届かない銘柄が散見されるなど、投資家の業績への期待感が後退する可能性もあり、模様眺めムードが広がることもありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の前半(29日終値は111円92-94銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=127円台の後半(同127円68-72銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所終値比70円安の2万1030円だった。
【好材料銘柄】
■日本ドライケミカル <1909>
上期経常を一転黒字に上方修正。
■コマツ <6301>
今期税引き前を13%上方修正・11期ぶり最高益、配当も6円増額。
■レーザーテック <6920>
7-9月期(1Q)経常は3.9倍増益で着地。
■アストマックス <7162>
非開示だった上期経常は5倍増益へ。
■タカトリ <6338>
前期経常を一転39%増益に上方修正。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
30(火)
日銀金融政策決定会合(~10/31)
9月有効求人倍率(8:30)
9月失業率(8:30)
《決算発表》
任天堂、東電力HD、三井物、NEC、大東建、ヒューリック、川重、邦ガス、田辺三菱、ニフコ、ローム、M&A、山崎パン、協和キリン、大日住薬、コニカミノルタ、ファンケル、ポーラオルHD、AGC、神戸鋼、JFEHD、ディスコ、島精機、マキタ、オムロン、エプソン、シャープ、ソニー、アルプス、アドバンテ、京セラ、日野自、ホンダ、アイペット、コメリ、H2Oリテイル、オリコ、王将フード、ガイシ、OLC、スクリン、大ガス、SBI
【海外】
米8月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米10月消費者信頼感指数(23:00)
新日鉄住金への戦時中の強制徴用巡る訴訟判決(韓国大法院)
《米決算発表》
エコラボ、カミンズ、ウェルケア・ヘルス・プランズ、コカ・コーラ、ゼネラル・エレクトリック、HCAヘルスケア、イートン・コーポレーション、マスターカード、コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ、ファイザー、Facebook、MGMリゾーツ・インターナショナル、アムジェン、eBay、エレクトロニック・アーツ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
