4日の東京株式市場は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万1600円-2万1900円。
昨日3日は、買い先行後に下げに転じ、取引時間の後半には下げ幅を縮小するなどやや荒れた展開となった。
現地4日には米国市場が休場となることもあり、参加者の減少で模様眺めムードが広がりやすく、引き続き、短期的な思惑に振られる展開も想定される。大きく崩れるような場面があれば押し目買いは入ると考えるが、その場合でも戻りは鈍いだろう。
チャートは、売り優勢を示唆している。4日も売り物に押されやすく、下値を探る展開が予想される。NT倍率は12.86倍といぜんとして高水準にあり、日経平均が対TOPIXで割高感を残していることも売り材料になる可能性がある。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(3日終値110円98-99銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の後半(同129円51-55銭)と円高に振れている。円高の進行や時間外での米株価指数先物取引の動きなどから、神経質な展開となることもありそう。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比10円安の2万1700円だった。
【好材料銘柄】
■ニプロ <8086>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.40%にあたる400万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月4日から12月28日まで。
■ヤマシタヘルスケアホールディングス <9265>
前期経常を46%上方修正、配当も6円増額。
■放電精密加工研究所 <6469>
上期経常を42%上方修正・10期ぶり最高益更新へ。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
4(水)
《決算発表》
エスプール、イオン九州、ABCマート、アスクル、ジーフット、わらべや、ウエルシアHD、ファンタジー、東京個別、良品計画、MV北海道、イオン北海、MV東海、イオン、MV西日本、イオンモール、キユソー流通、イオンディライ、ミニストップ
【海外】
休場:米(独立記念日)
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