21日の日経平均株価は続落後、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジ:2万6700円-2万7000円を想定。
NYダウ平均は232ドル安の34079ドルで取引を終えた。序盤では買われる場面もあったが、21日が休場でリスク回避姿勢が強く、早々にマイナス圏が定着。中盤に売り込まれた後、終盤には下げ渋ったものの、3指数がそろって下落で終えた。
前週末にかけて下落していたことや、現地18日の米国株式が3日続落したこともあり、売り優勢のスタートとなろう。バイデン米大統領は18日の記者会見で、ロシアのプーチン大統領が「ウクライナ侵攻を決断したと確信している」と発言。ウクライナ情勢への緊張の高まりからリスク回避姿勢が強まることも想定される。
また、21日の米国株式市場が、ワシントン誕生記念日で休場のため、あす22日も買いの手掛かりが乏しい状況。東京株式市場も23日に休場を控えており、積極的な売買は限られるだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=115円前後(前週末18日は115円11-13銭)、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の前半(同130円88-92銭)と円高方向に振れている。前週末シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、大阪取引所清算値比245円安の2万6845円だった。
【好材料銘柄】
■アウトソーシング <2427>
今期最終は22倍増で4期ぶり最高益、14円増配へ。
■ミタチ産業 <3321>
今期経常を30%上方修正・4期ぶり最高益、配当も2.5円増額。
■アグレ都市デザイン <3467>
今期配当を10円増額修正。
■ファイズホールディングス <9325>
丸和運輸機関 <9090> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化を目指す。TOB価格は1株670円で18日終値を10.7%上回る水準。買い付け期間は2月21日から3月22日まで。
■クリエイト <3024>
今期経常を18%上方修正、配当も4円増額。
■プレシジョン・システム・サイエンス <7707>
東京都PCR等検査無料化事業者の登録が完了。これに伴い、東京農工大学に検体採取所を開設。
■日邦産業 <9913>
フジミインコーポレーテッド <5384> と資本業務提携。
■セリア <2782>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.79%にあたる60万株(金額で17億3940万円)を上限に、2月21日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
■買取王国 <3181>
株主優待制度を新設。毎年2月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、(1)同社での買い物に利用できるポイント(保有株数に応じて1000または3000ポイント)、(2)同社にものを売る時に利用できる一律買取30%アップ券1枚を贈呈する。
【主な経済指標・スケジュール】
21(月)
1月全国コンビニエンスストア売上高
【海外】
休場:米(ワシントン誕生記念日)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
