22日の日経平均株価は、続落後も弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万9500円-2万9800円。
NYダウ平均とS&P500が下落した一方、ナスダックは上昇した。ダウ平均は234ドル安の32627ドルで取引を終えた。FRBが銀行の資本規制に関する特例措置を延長しないことを発表。これを受けて金融株が軟調となった。一方、ハイテク株には見直し買いが入った。
米国株は方向感が定まらなかったが、ダウ平均の下げ度合いが大きく、日本株も売りに押されると予想する。
前週末に日銀は、ETF(上場投資信託)の買い入れ対象の見直しを発表。TOPIX(東証株価指数)連動のみを買い入れるとしたことから、日経平均株価への寄与度の高い銘柄に売り圧力が強まった。引き続き、買い付け方針の変更による影響を見極めたいとして、模様眺めムードが広がる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(前週末19日は108円74-76銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円前後(同129円76-80銭)。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同19日の大阪取引所清算値比140円安の2万9350円だった。
【好材料銘柄】
■ミタチ産業 <3321>
今期経常を一転7%増益に上方修正。
■ビザスク <4490>
前期経常を2.5倍上方修正・最高益予想を上乗せ。
■NCLUSIVE <7078>
4月12日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。東証が22日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■VTホールディングス <7593>
今期税引き前を37%上方修正。
■岩井コスモホールディングス <8707>
未定だった今期配当は42円増配。
■パスコ <9232>
今期経常を一転13%増益に上方修正・7期ぶり最高益、配当も10円増額。
■共和レザー <3553>
今期経常を88%上方修正。
■エーアイ <4388>
パナソニック <6752> が開発した同居人のような存在の“弱いロボット”「NICOBO(ニコボ)」に音声合成エンジンAITalkが採用。
■ワイエイシイホールディングス <6298>
24年3月期に営業利益37億円(21年3月期計画は8億円)を目指す。
■浜松ホトニクス <6965>
上期経常を一転5%増益に上方修正。
■イー・ギャランティ <8771>
今期配当を8円増額修正。
■エムジーホーム <8891>
今期配当を5円増額修正。
【主な経済指標・スケジュール】
22(月)
【国内】
予定はありません
【海外】
米2月中古住宅販売(23:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
