弱含みの展開か

今週の東京株式市場は、内外の政治情勢が注目される中、主要経済統計を手掛かりに売り買いが活発化しそうだ。日経平均株価の予想レンジは2万1900~2万2600円程度と引き続き調整含みの展開が予想される。
日経平均株価は、3月下旬から上昇基調が続いていたことから戻り売りが出やすい状況。「3月~5月の上げ幅の半値押しの2万1800円程度まで下げる可能性もある」との声も聞かれた。
 
28日の東京株式市場は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万2300円-2万2500円。
テクニカル的には、日経平均の下限と見られていた25日線の2万2500円を先週に割り込んだことで調整が長引く可能性もある。
日経平均の週足チャートでは26週移動平均線(前週末25日時点で2万2381円)がサポートラインとなっており、相場の下値抵抗力を見極める展開にもなりそうだ。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(前週末25日終値109円36-38銭)とやや円安方向にある。輸出関連株には見直しの動きが出る可能性もありそう。
ただ、現地28日の米国やロンドン市場が休場となることから、海外投資家の動きは低調になることが見込まれ、見送りムードが強まることも想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所終値比95円安の2万2345円だった。
 
 
シカゴ日経225先物6月限 (円建て)
22345 ( -95 )
シカゴ日経225先物6月限 (ドル建て)
22360 ( -80 )
( )は大阪取引所終値比
 
 
 
【好材料銘柄】
■ソラスト <6197>
6月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。
最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
 
■イワキ <8095>
上期経常を72%上方修正、通期も増額。
 
■イワキポンプ <6237>
6月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。
最低投資金額は現在の3分の1に低下する。
 
■キタック <4707>
上期経常は25%増益で上振れ着地・通期計画を超過。
 
■スペースシャワーネットワーク <4838>
インフルエンサーマーケティング事業を手掛けるGROVEの株式を取得し持分法適用関連会社化する。
 
■ミナトホールディングス <6862>
株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と継続保有期間に応じて、クオカードまたはmicroSDカードを贈呈する。
クオカードは500円~1万円分、microSDカードは16GB 1枚~128GB 4枚の贈呈となる。
 
■ストリーム <3071>
東証はストリームを6月1日付で東証2部に市場変更する。
 
【主な経済指標・スケジュール】
28(月)
4月企業サービス価格指数(8:50)
《決算発表》
プラネット、DyDo、タカショー
 
【海外】
休場:米、ギリシャ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次