25日の日経平均株価は大幅続落。終値は前日比274円安の2万2259円だった。
新型コロナウイルスの感染再拡大や米欧の貿易摩擦への警戒感から昨日の米国株が大幅下落。その流れを受けて日経平均も売り先行で始まった。
一時は360円安まで売り込まれたが、日銀のETF買い期待や個人の押し目買いなどでその後はじわりと下げ渋っている。
後場に大きく崩れなかったことでテクニカル的には、25日移動平均線(2万2221円)が下値サポートとして意識されたようである。
25日線がサポートとならず、これを明確に下回った場合には、目先は調整するとみておいた方が良いだろう。下値のメドは52週線(2万1731円)や26週線(2万1278円)が控える2万1500円辺りが想定される
26日の日経平均株価は、手掛かり材料に欠けるなか、弱含みの展開になりそうだ。
上値の重い地合いにあり、週末要因も重なることから、主力銘柄はさえない展開を強いられる場面も想定される。
市場では「頼みとする米国株式は、ナスダック総合指数がフシ目の1万ポイント超え以降、達成感から上値が重く、新型コロナウイルス感染症の再度の感染拡大も警戒され、援護射撃は期待しづらい」との声が聞かれた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(25日現在)
25603.38 ボリンジャー:+2σ(26週)
25105.68 ボリンジャー:+3σ(13週)
24272.99 ボリンジャー:+3σ(25日)
23621.42 ボリンジャー:+2σ(13週)
23589.08 ボリンジャー:+2σ(25日)
23440.86 ボリンジャー:+1σ(26週)
22905.18 ボリンジャー:+1σ(25日)
22863.73 新値三本足陽転値
22754.93 均衡表雲上限(週足)
22435.78 6日移動平均線
22259.79 ★日経平均株価25日終値
22221.27 25日移動平均線
22137.16 ボリンジャー:+1σ(13週)
22111.86 均衡表転換線(日足)
21831.66 200日移動平均線
21760.42 均衡表基準線(日足)
21666.25 均衡表雲下限(週足)
21537.36 ボリンジャー:-1σ(25日)
21298.02 均衡表転換線(週足)
21278.34 26週移動平均線
20853.45 ボリンジャー:-2σ(25日)
ローソク足は上ヒゲを出したが下降を続ける5日線には届かず、短期的な売り優勢地合いを裏付けた。東証1部の騰落レシオ(25日平均)が99.87%(昨日104.41%)と5月7日以来の中立圏中央の100%割れで終了し、RSI(14日ベース)も44.37%(昨日48.95%)と中立圏中央の50%を下放れ、騰落レシオとRSIの低下圧力が株価を圧迫する地合いが続いている。
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