弱含みの展開か

8日の日経平均株価は弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは1万8800円-1万9100円。
7日のNY米ダウ工業株30種平均は26ドル安の2万2653ドルと、小幅に反落した。
取引時間中は欧米で新型コロナの感染拡大ペースが鈍っているとの見方から景気敏感株を中心に買い戻され、一時は900ドル超上昇したが、次第に戻り待ちの売りに押された。
投資家の不安心理は根強い。NY原油先物相場も大幅に下落した。
 
日本株にも戻り待ちの売りが出やすいだろう。日本の緊急経済対策については約108兆円という事業規模はすでに伝わっており、株式相場にも織り込み済みとの見方が多い。今後は実効性などに関心が向かいそうだ。
経済の一段の停滞懸念も相場の重荷となり、前日比で400円余り安い1万8500円程度までの下落余地を見込む声があった。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日大阪取引所終値比175円安の1万8975円だった。
一方、25日移動平均線(7日時点で1万8733円)を上回ったことで、投資家心理の好転が見込まれ、個別株物色が活発化することも期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(7日終値は108円87-88銭)、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の半ば(同118円42-46銭)と小動き。
 
きょうは寄り付き前に2月の機械受注統計が発表される。受注の伸び悩みが目立つ内容となれば、設備投資関連の売りを促すきっかけになりそうだ。
 
日程面では、2月の機械受注、3月の景気ウォッチャー調査など。海外では中国・武漢の封鎖措置解除日。米10年債入札など。

 
【好材料銘柄】
 
■ディップ <2379>
前期経常は14%増で7期連続最高益、今期業績は非開示、前期配当を3円増額。
 
■買取王国 <3181>
前期経常を95%上方修正、未定だった配当は2期ぶり5円で復配。
 
■EPSホールディングス <4282>
大阪大学とアンジェス <4563>が手掛ける新型コロナウイルス向けDNAワクチン共同開発に医薬品開発支援機関として参画。
 
■アサヒ衛陶 <5341>
12-2月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。
 
■ロゼッタ <6182>
20年2月期の連結最終利益は前期比20.8%増の3億円を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しと発表した。
 
■SMN<6185>
前期経常を一転2%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■インテリックス<8940>
6-2月期(3Q累計)経常が2.1倍増益で着地・12-2月期も5.1倍増益。
 
■アンジェス<4563>
大阪大学と手掛ける新型コロナウイルス向けDNAワクチン共同開発に医薬品開発支援機関としてEPSホールディングス<4282>が参画。迅速な臨床試験の推進が期待される。
 
■リプロセル<4978>
細胞機能測定システムの世界大手アクシオン・バイオシステム社の新製品「MAESTRO Z」を販売開始。T細胞を用いたがん免疫研究を高精細かつ高効率に実施することを可能にする。
 
■スギホールディングス<7649>
前期経常は16%増で上振れ着地・5期連続最高益、今期業績は非開示。
 
■トランザクション<7818>
事業者向けにマスク1000万枚を追加緊急輸入。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
8(水)
【国内】
2月機械受注(8:50)
3月景気ウォッチャー調査(14:00)
《決算発表》
ウエルシアHD、ABCマート、サイゼリヤ、ベル24HD、サーラ、シーズメン、フェリシモ、GameWith、MSコンサル、小津産業、コジマ、タカキュー、日本BS放
 
【海外】
予定はありません
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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