11日の日経平均株価は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万6600円－2万6800円。
NYダウ平均とS&P500が下落し、ナスダックが上昇した。ダウ平均は69ドル安の2万9999ドルで取引を終えた。米雇用情勢の悪化に加え、追加経済対策を巡る与野党協議の難航が重荷となり、景気敏感株を中心に売りが出た。米市場での流れを受け、東京株式市場でも売りが先行しそうだ。
きのう10日の日経平均株価は、底堅く推移したものの、手掛かり材料に乏しいことや週末要因から、軟調な動きを強いられそう。また、12月限株価指数先物・オプションのSQ（特別清算指数）値算出日にあたることから、市場速報値が意識される場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル＝104円台の前半（10日終値は104円48－49銭）とやや円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ＝126円台の半ば（同126円32－36銭）とやや円安に振れている。
シカゴ日経平均先物の3月限円建て清算値は、10日の大阪取引所終値比15円高の2万6645円だった。
【好材料銘柄】
■日本ハウスホールディングス <1873>
前期経常を40％上方修正。
■アイモバイル <6535>
8-10月期(1Q)経常は83％増益で着地。
■エンプラス <6961>
発行済み株式数(自社株を除く)の13.59％にあたる150万株(金額で52億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月11日から21年3月31日まで。
■三井ハイテック <6966>
非開示だった今期経常は18倍増益、配当も6円増額。
■サンオータス <7623>
上期経常が黒字浮上で着地・8-10月期は4.9倍増益。
■重松製作所 <7980>
今期経常を49％上方修正。
■神島化学工業 <4026>
非開示だった今期経常は37％増益、未定だった配当は5円増配。
■BASE <4477>
ネットショップ作成サービス「BASE」のネットショップ開設数が130万ショップを突破。
■日本エンタープライズ <4829>
子会社の交通情報サービスがAI画像解析で立体駐車場の出庫を最適化する所要時間予測提供サービスを開始。
■オリエンタルチエン工業 <6380>
中期経営計画を策定。23年3月期に営業利益1億6900万円(20年3月期は1400万円)を目指す。
■HAPiNS <7577>
東証が11日売買分から信用取引の臨時措置を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
■ユーグレナ <2931>
「ユーグレナ・マイヘルス 新型コロナウイルス抗体検査」を医療機関をはじめとする法人向けに100検体分無償提供する。
【主な経済指標・スケジュール】
11（金）
【国内】
メジャーSQ
《決算発表》
ヤーマン、エイチ・アイエス、JMHD、シーイーシー、ソフトウェアサー、スマレジ、ハイレックス、HEROZ、シーアールイー、イトクロ、丸善CHI、稲葉製作、グッドコムA、フリービット、トーエル、ギグワークス、ケア21、日ハウスHD、REVOLUTI、菊池製作、モルフォ、SKIYAKI、フロンティアI
【海外】
米11月生産者物価指数（22:30）
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
