15日の日経平均株価は小反発。終値は前日比21円高の2万9642円だった。
前日の米国株が高安まちまちだったことから日経平均も前日終値近辺で一進一退の膠着商状に。一時は170円近く上げる場面があったが、戻り待ちの売りに押され上げ幅を縮小。かえって上値の重さを感じさせる展開となっている。チャート上では下値25日移動平均線（2万9543円）に支えられる格好となっているが、出来高が減っている分やや心もとない状況でもある。
16日の日経平均株価は、弱含みの動きとなりそう。
上値の重い動きが継続しており、週末要因や、21年3月期の決算発表の本格化を控え、手控えムードが広がりそうだ。
業績の上方修正銘柄や、堅調な業績予想を示す銘柄への短期的な個別物色が中心になりそう。
今晩、菅義偉首相は日米首脳会談に向けて米国に向かう予定で、明日は会談を前に手掛けづらさがより一層強まるだろう。本日米国では、3月の小売売上高や鉱工業生産など注目度の高い指標の発表が予定されており、米国株にはそれなりに大きな動きが出てくる可能性がある。ただ、上下どちらに振れたとしても、日経平均は2万9500円～3万円のレンジを逸脱するまでには至らないだろう。先週の週末値である2万9768円（4/9）を上回り、週間で上昇を達成できるかに注目したい。
市場では「直近のNYダウも高値警戒感から上値が重く、日本株への追い風になりづらい」との声が聞かれた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(15日現在)
31179.74 ボリンジャー:＋3σ(13週)
30771.71 ボリンジャー:＋3σ(25日)
30540.18 ボリンジャー:＋2σ(13週)
30362.45 ボリンジャー:＋2σ(25日)
29953.18 ボリンジャー:＋1σ(25日)
29900.61 ボリンジャー:＋1σ(13週)
29862.66 均衡表転換線(日足)
29683.18 ボリンジャー:＋1σ(26週)
29671.84 6日移動平均線
29642.69 ★日経平均株価15日終値
29543.91 25日移動平均線
29511.55 均衡表転換線(週足)
29432.03 均衡表基準線(日足)
29277.15 均衡表雲上限(日足)
29261.05 13週移動平均線
29134.65 ボリンジャー:-1σ(25日)
29005.55 75日移動平均線
28725.38 ボリンジャー:-2σ(25日)
28621.49 ボリンジャー:-1σ(13週)
28564.63 均衡表雲下限(日足)
28405.52 新値三本足陰転値
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