22日の日経平均株価は続落。142円83銭安の1万9137円95銭(出来高概算12億4000万株)で取引を終えた。
米国では原油相場の急落によって利益確定の流れが強まり、相場をけん引していたハイテク株が軟調な展開をみせるなか、この流れを引き継ぐ展開となった。指数インパクト大きいソフトバンクG、東エレクが指数を押し下げる格好となり、寄り付き直後には1万9000円を割り込む局面もみられた。その後は、日銀のETF買い入れ観測から下げ渋りをみせており、続落ながらも本日の高値で取引を終えている。
23日の日経平均株価は、底堅い展開か。
22日の日経平均株価は一時1万9000円割れとなったものの、下げ幅を縮小し、下げ渋る動きをみせた。25日移動平均線(22日時点で1万8751円)が意識されるものの、市場では「当面は下値のポイントとして意識されそう」との見方があった。
直近の安値をつけたのは3月19日の1万6358円となるが、1カ月以上安値を更新しておらず、下押し圧力は和らいでいる。米国株もそろそろ反転が期待できそうではあり、あすはよほどの悪材料が出てこない限り基調は上と予想する。
マザーズ指数が一時3.3%を超える大幅な下げをみせる場面があったが、下げ渋る動きをみせたことから、「消去法的に、中小型株に物色の矛先が向かう場面もありそう」との声も聞かれた。
■テクニカル・ポイント(22日現在)
20440.57 13週移動平均線
20247.45 均衡表雲上限(日足)
20237.07 均衡表基準線(週足)
19690.22 ボリンジャー:-1σ(26週)
19689.24 ボリンジャー:+1σ(25日)
19654.21 均衡表転換線(週足)
19525.30 均衡表雲下限(日足)
19470.90 6日移動平均線
19390.16 均衡表転換線(日足)
19137.95 ★日経平均株価22日終値
18751.92 25日移動平均線
18140.13 均衡表基準線(日足)
18092.35 新値三本足陰転値
18055.49 ボリンジャー:-1σ(13週)
17814.60 ボリンジャー:-1σ(25日)
ローソク足は短い胴体部分に長い下ヒゲを伴う「トンボ」に似た形状で引け、下値での強い買い需要を確認する格好となった。日中高値と安値は下降する5日線とその下で上向きをキープする25日線で形成するレンジ内に収まり、強弱感の対立を窺わせている。
ただ、一目均衡表の転換線が下向きに転換。
ボリンジャーバンド(25日ベース)では+1σと中心線の中間ラインを下回って終了し、+1σを上放れた17日をピークとして中心線側に向かう調整トレンドの継続が予想される。
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