底堅い展開か

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【日経平均】
38054円13銭(▲502円74銭=1.30%)
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【TOPIX】
2726.20(▲15.42=0.56%)
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【グロース250】
602.27(▲1.08=0.18%)
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【プライム売買高】17億0870万株(▲9056万株)
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【売買代金】4兆3985億円(△258億円)
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【値上がり銘柄数】982(前日:249)
【値下がり銘柄数】615(前日:1371)
【新高値銘柄数】38(前日:86)
【新安値銘柄数】273(前日:181)
【25日騰落レシオ】97.07(前日:101.74)
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東京株式市場は本日も、長期金利の上昇に押される展開となってしまった。国内の10年債利回りは1.1%と約13年ぶりの高水準をマーク。米国でも金利高が警戒されており株式市場は圧力を受けやすくなっている。一方、トピックスの強さに表れているように実需の売り物は少なく下げは一時的との見方もある。少なくとも本日の日経平均の安値は下ヒゲの長さから短期的な底値となる可能性があるだろう。
 
目先的には米金融当局が重視するインフレ指標である4月の個人消費支出(PCE)物価統計が31日に発表される。米国の強いインフレ状態が確認されるのか、それともインフレ鈍化が示されるのかが注目されよう。また、国内では、日銀が金融政策の正常化を進め、国債の買い入れを減らすとの見方が大勢を占めており、日銀の金融政策の行方にも注目が集まっている。
 
 
「直近の空売り比率は40%強に過ぎず仕掛け的な売りが乗せられている感じではない。昨年9月後半から10月初旬にかけて日経平均が3000円あまりの急落をみせたときの空売り比率は48%近くに達していた」という。空売りが積み上がっていれば、その買い戻しが下げに対するブレーキの役割を果たし、ともすれば踏み上げ相場の糧ともなるが、ショート筋不在の実需主体の下げは復活にも時間がかかるだろう。
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(30日現在)
 
39278.36  ボリンジャー:+2σ(25日)
38919.88  75日移動平均線
38863.38  ボリンジャー:+1σ(25日)
38855.85  13週移動平均線
38715.14  均衡表転換線(週足)
38685.95  6日移動平均線
38582.17  均衡表雲上限(日足)
38527.08  均衡表転換線(日足)
38471.19  均衡表雲下限(日足)
38448.41  25日移動平均線
38244.90  均衡表基準線(日足)
 
38054.13  ★日経平均株価30日終値
 
38033.43  ボリンジャー:-1σ(25日)
37851.45  ボリンジャー:-1σ(13週)
37618.45  ボリンジャー:-2σ(25日)
37240.72  26週移動平均線
37203.48  ボリンジャー:-3σ(25日)
36847.05  ボリンジャー:-2σ(13週)
36646.57  均衡表基準線(週足)
35842.65  ボリンジャー:-3σ(13週)
35254.58  200日移動平均線
34795.91  ボリンジャー:-1σ(26週)
32351.10  ボリンジャー:-2σ(26週)
 
 
 
ローソク足はマド空けを伴って下げ、小陰線の胴体部分から長めの下ヒゲを出す「トンボ」を示現し、下値での強い買い需要を窺わせた。連続安局面でのトンボ示現で相場の基調転換が期待されるが、25日線との下方乖離率は1.03%と小さいため、自律反発に向かっても勢いは限られそうだ。一目均衡表では株価が雲下限割れで終了。パラボリックが売りサイン点灯を開始したこともあり、短期的な下押し圧力増大に引き続き警戒が必要となろう。
 
 

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