21日の日経平均株価が大幅反発。終値は前日比233円高の2万8756円で、1990年8月以来の高値となった。
前日の米国株が過去最高値を更新した流れを受けて序盤から300円を超える上げに。米ハイテク株の決算に対する期待から国内でも同業種の銘柄がけん引した。一方、2万9000円の心理的なカベに接近すると買い方も少し慎重になってしまう様子。後場は100円ちょっとの値幅で一貫してもみ合うなど膠着してしまった。
日経平均は、今週2勝2敗で先週末(2万8519円、1/15)との比較では200円超上昇しているが、来週からは決算発表が本格化することもあり、売りは手控えられると予想する。連日、2万8800円台で上値が重くなっているだけに、2万8800円より上で週を終えて壁を取っ払っておきたいところだろう。
急ピッチの上昇に対する反動安は想定されるものの、本格化する日米決算を前に主力大型株が手掛けづらくなるなか、リバウンドをみせてきた中小型株へは値幅取り狙いの資金が向かいやすいだろう。米国市場でナスダックの強い基調が継続するようだと、よりセンチメントを明るくさせてこよう。
■上値・下値テクニカル・ポイント(21日現在)
31230.45 ボリンジャー:+3σ(13週)
31021.57 ボリンジャー:+3σ(26週)
29865.96 ボリンジャー:+3σ(25日)
29654.74 ボリンジャー:+2σ(13週)
29070.35 ボリンジャー:+2σ(25日)
28942.96 ボリンジャー:+2σ(26週)
28756.86 ★日経平均株価21日終値
28562.21 6日移動平均線
28323.64 均衡表転換線(日足)
28274.75 ボリンジャー:+1σ(25日)
28164.34 新値三本足陰転値
28079.04 ボリンジャー:+1σ(13週)
27670.60 均衡表基準線(日足)
27479.14 25日移動平均線
27440.49 均衡表転換線(週足)
26864.35 ボリンジャー:+1σ(26週)
26683.53 ボリンジャー:-1σ(25日)
26503.33 13週移動平均線
26038.69 均衡表雲上限(日足)
25887.92 ボリンジャー:-2σ(25日)
25722.14 75日移動平均線
ローソク足は胴体部分と上下のヒゲが短い「コマ」を形成して足元の売り買い拮抗状態を窺わせた。しかし、ザラ場安値は5日線上方をキープする一方、上向きの25日線との上方乖離率は4.65%と過熱ラインの5%未満で終了。
日足の一目均衡表の転換線が連日の上向きで引けたこともあり、上昇相場継続が予想される。
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