底堅い展開か

連休明けの市場は日経平均が小幅ながらも3日続伸。終値は前週末比19円高の2万2098円で、4月26日以来、約5カ月ぶりの高値となった。
米国株の落ち着きや期末の配当取りの買いに支えられて小じっかりとした1日に。東証1部上場全銘柄で算出する指数トピックスも9月の戻り高値を更新している。
新興市場指数も揃って上昇しており日本株の出遅れ修正の動きは依然として継続中だ。
 
日経平均は9月に入ってからきょうまでの15営業日で下落した日はわずかに2日間しかない。サイコロジカルラインは11章1敗が続いている。東証1部の騰落レシオは139.2%、120%以上を過熱ゾーンとすれば、今月13日からその領域に足を踏み入れ、なおかつ日々水準を切り上げている。
 
明日25日の東京株式市場は底堅い展開か。
短期的な過熱感はあるものの、引き続き好需給がサポート要因として意識される。26日の9月末配当権利付き最終売買日に向けて配当狙いの買いが続くとみられるほか、機関投資家による配当金の再投資に絡む買い需要を先回りした先物買いへの期待も根強く、「需給優位で基本的には強いとみられる」との声が聞かれる。
 
 
■テクニカル・ポイント(24日現在)
 
23034.18  ボリンジャー:+3σ(13週)
22998.25  ボリンジャー:+3σ(25日)
22936.09  ボリンジャー:+3σ(26週)
22472.26  ボリンジャー:+2σ(13週)
22415.37  ボリンジャー:+2σ(26週)
22371.90  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
22098.84  ★日経平均株価24日終値
 
22028.78  6日移動平均線
22001.32   新値三本足陰転値
21910.33  ボリンジャー:+1σ(13週)
21894.65  ボリンジャー:+1σ(26週)
21802.96  均衡表転換線(日足)
21745.56  ボリンジャー:+1σ(25日)
21698.33  均衡表雲上限(週足)
21393.09  均衡表雲下限(週足)
21373.92  26週移動平均線
21348.41  13週移動平均線
21236.84  均衡表基準線(週足)
21222.85  200日移動平均線
21214.66  均衡表基準線(日足)
21204.18  75日移動平均線
 
上向きの5日移動平均線上で下値の切り上げが続く一方で、ザラ場高値は連日低下しており、売り買いの拮抗状態を示した。
騰落レシオは139.20%(同136.34%)と過熱圏での推移を継続した。
日足のボリンジャーバンドでは、終値ベースが+2σをやや下放れ、上値拡張局面の終了を示唆している。
ただ、日足の一目均衡表では、転換線が上向きをキープしており、遅行線は応当日の株価を大幅に上回って強気シグナル発生を継続中。このため、株価が高止まりしながら日柄調整の形で過熱感の解消が進んでいく可能性もありそうだ。
 

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