今日(18日)の日経平均株価が45円安と小幅続落。売買代金は前日の1兆5000億円に続き、きょうも1兆7000億円台と低調を極めている。米中摩擦の問題云々は例によって全体相場が下がった時の決まり文句だが、ドル・円相場が結構な勢いで円高に振れているのが気になるところ。
明日の日経平均株価は底堅い展開が予想される。
日経平均は直近高値から3日連続の陰線となり5日線を下回ったが、きょうの安値(2万2948円)が7/15高値(2万2965円)を意識したことから、下値のフシで下げ渋ったとの見方もできる。
一方、マザーズ市場の勢いが続きそうだ。8/20にはIPOも控えており、小型株に注目があたりやすい。
外部環境ではトランプ米大統領が11月の米大統領選挙での再選に向け、対中強硬姿勢を打ち出しており、米中対立激化への警戒感は付きまとう。
今晩のNY時間にかけて円安方向に戻せるかが、株価反転上昇のカギとなりそうだ。
東京外国為替市場では、1ドル=105円台半ば(前日終値は106円48-49銭)と円高・ドル安が進み、警戒する向きもある。一部では、「ドル安(円高)が進むようなら、ヘッジファンドによる円買い・株価指数先物売りのポジションが復活し、指数の一段安につながる」との見方が出ていた。
ドル円が直近安値を下回る場合、日経平均も8/13に形成したマド埋め(2万2874円)や、6/9高値を起点として7/15高値を通る支持線(2万2700円前後)などまで下押す展開が予想される。
■上値・下値テクニカル・ポイント(18日現在)
24599.06 ボリンジャー:+2σ(26週)
23764.70 ボリンジャー:+3σ(13週)
23689.97 ボリンジャー:+3σ(25日)
23347.46 ボリンジャー:+2σ(25日)
23342.20 ボリンジャー:+2σ(13週)
23051.08 ★日経平均株価18日終値
23046.83 6日移動平均線
23004.94 ボリンジャー:+1σ(25日)
22919.70 ボリンジャー:+1σ(13週)
22771.70 均衡表転換線(日足)
22769.37 ボリンジャー:+1σ(26週)
22662.43 25日移動平均線
22524.40 均衡表基準線(日足)
22524.40 均衡表転換線(週足)
22497.21 13週移動平均線
22425.62 均衡表雲上限(週足)
22356.89 均衡表雲上限(日足)
22319.91 ボリンジャー:-1σ(25日)
22305.48 新値三本足陰転値
ローソク足は陰線だったが長い下ヒゲを出して下値での買い意欲を確認した。一目均衡表では基準線と転換線が横ばいで引け、ボリンジャーバンド(25日ベース)では一時+1σを下回る場面があり、上値追いの勢いは鈍化しつつあるようだ。
東証1部の騰落レシオ(25日ベース)が100.95%(昨日98.16%)と中立圏中央にあって割高割安のどちらでもないため、相場は膠着状態に入る可能性が意識される。
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