底堅い展開か

日経平均は売り先行からプラス転換。バリュー系の銘柄が利益確定売りに押された一方、グロース系の銘柄には資金が回帰したような動きも見られており、うまく日本株の中で資金が循環している。あすはFOMCの結果やパウエル議長の会見を消化するため、指数の振れ幅は大きくなる可能性があると考える。
 
明日11日の日経平均株価は、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見を受け、米国株式がどう反応するかが注目されるが、新型コロナウイルス感染拡大による株価急落過程で売りポジションを積み上げた海外投資家の買い戻し期待という好需給に変わりはない。
明日は株価指数先物・オプション6月限の取引最終日だが、先物のロールオーバー(期近から期先への乗り換え)が進み、週末12日のメジャーSQ(特別清算指数)算出後も買い戻し思惑が温存され、引き続き相場のサポート要因として意識されるだろう。
 

■上値・下値テクニカル・ポイント(10日現在)
 
25962.35  ボリンジャー:+2σ(26週)
25276.31  ボリンジャー:+3σ(13週)
24732.73  ボリンジャー:+3σ(25日)
23692.18  ボリンジャー:+1σ(26週)
23583.35  ボリンジャー:+2σ(25日)
23530.64  ボリンジャー:+2σ(13週)
 
23124.95  ★日経平均株価10日終値
 
22927.89  6日移動平均線
22687.72  均衡表雲上限(週足)
22613.76   新値三本足陰転値
22448.33  均衡表転換線(日足)
22433.97  ボリンジャー:+1σ(25日)
21784.97  ボリンジャー:+1σ(13週)
21731.10  200日移動平均線
21519.85  均衡表雲下限(週足)
21422.00  26週移動平均線
21317.39  均衡表基準線(日足)
21284.59  25日移動平均線
21022.05  均衡表転換線(週足)
20237.07  均衡表基準線(週足)
20159.37  75日移動平均線
 
ローソク足は陽線を引いて上向きの5日線上をキープ。一目均衡表の転換線も上昇を継続し、根強い上昇圧力を確認した。ただ、日中高値と安値がともに昨日水準を下回り、上値の重さも窺わせた。
ボリンジャーバンドでは+2σ下で推移して騰勢一服を示唆。株価は上向きの25日線や13週線上に位置して大勢では強気を示しているが、短期的には現在の株価水準で25日線との上方乖離率の縮小を待つ日柄調整局面に入る展開が意識さされよう。
 
 

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