年末の持ち高調整で利益確定売り

【後場寄り付き概況】

28日午後の寄り付きの日経平均株価は、前営業日比107円78銭安の1万9969円84銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、10.23ポイント安の1491.40で始まった。
 
前日に急騰した反動や、年末の持ち高調整で利益確定売りが広がっている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに軟調。
  
外国為替市場では、1ドル=110円60銭台での推移。アジアの主要株式市場は総じて堅調な値運びとなっている。

個別では、任天堂、ソフトバンクG、ファーストリテが売られ、ユニー・ファミマ、リクルートHDは大幅安。武田が値を下げ、JTは弱含み。三井住友は軟調。トヨタが緩み、ソニー、キーエンスは安い。ホシザキは急落した。
 
半面、資生堂が締まり、日ハムはしっかり。SUMCO、昭和電工、ファナックが買われ、東エレクは強含み。住友鉱が上伸し、新日鉄住、郵船は堅調。古河電は大幅高となっている。
 
東京株式市場が年末年始の休暇中に海外発の悪材料と株安が生じるのでは、との投資家の警戒感は根強く、後場の日経平均も上値の重い展開が続きそうだ。年間騰落率が7年ぶりにマイナスとなることは避けられず、2万円台を維持できるかが注目される。
 
各種指標が「売られすぎ」を示していても、米中の対立や英国の欧州連合(EU)離脱などに翻弄される世界経済の先行きが見通せなければ、本格的な水準訂正は期待しづらい。2019年の株式相場も荒い値動きとなることに備えておく必要がありそうだ。

ランチバスケットは270億円、差し引き10億円の売り越しとの観測。
 

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