【後場寄り付き概況】
後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比89円20銭安の2万1439円03銭で始まった。東証株価指数(TOPIX)は、7.22ポイント安の1613.65で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに軟調。アジア株がさえない動きとなる中で、幅広い業種に売りが出ている。
外国為替市場では、1ドル=110円80銭近辺の推移。
個別では、ソニーが小安く、キーエンス、村田製、SMCは値を下げている。SUMCOは甘い。JXTGが下押し、商船三井は反落している。三井住友が下げ幅を広げ、ファーストリテ、イオンは売られている。
半面、ソフトバンクGが締まり、リクルートHDはしっかり。資生堂、花王が続伸し、ZOZOはにぎわっている。トヨタが小高く、昭和電工は強含み。任天堂も小幅に上昇している。
今週は、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言(26-27日)、昨年10-12月期の米国内総生産(GDP)発表(28日)といった重要イベントが予定されており、これらの内容を見極めたいとの思惑が広がったようだ。
為替の円安進行や中国・上海総合指数の上げが一服していることもあり、東京市場でも一段の上値追い材料に乏しい。後場の日経平均は日足チャートの5日移動平均線(2万1460円付近)レベルで軟調もみ合いとなることが見込まれる。
日本株や米国株は昨年末からの戻りで米中協議の合意期待をかなり織り込んできたと言えるだろう。「思惑で買って事実で売る」スタンスの投資家からは早々に利益確定の売りが出ていてもおかしくない。押し目買いには慎重姿勢で臨みたいところだ。
ランチバスケットは13件、135.63億円、10億売り越し。
