日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前営業日比3円93銭(0.11%)高い3723円34銭だった。菅義偉首相が午前の記者会見で、緊急事態宣言を再び発令する検討に入ると明言したことを受け下げに転じる場面もあったが、巣ごもり関連銘柄などに買いが集まり下支えした。
巣籠り関連銘柄として、時価総額上位の出前館が上げ幅を拡大したことや、ワークマンがプラス圏に復帰したことが、相場を押し上げ、ジャスダック平均はプラス圏に復帰して取引を終了した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で744億円、売買高は9828万株だった。値上がり銘柄数は288、値下がり銘柄数は340となった。
個別では、アイビー化粧品、プラコー、ディーエムソリューションズ、三光産業、太洋物産がストップ高。ルーデン・ホールディングス、fonfun、不二精機は一時ストップ高と値を飛ばした。INEST、ジェクシード、フィスコ、エイジス、川崎地質など14銘柄は昨年来高値を更新。テラ、不二硝子、ETSホールディングス、オーネックス、ラクオリア創薬が買われた。
一方、グローバルインフォメーション、東和ハイシステム、ジオコードが昨年来安値を更新。細谷火工、清和中央ホールディングス、ケイブ、タウンニュース社、日本創発グループが売られた。
