【寄り付き概況】
25日の日経平均株価は小幅に続落して始まった。始値は前日比36円61銭安の2万6711円53銭。
前日の米国株市場では企業業績懸念などを背景にハイテクセクターからの投資資金流出が続き、ナスダック総合株価指数が大幅安で年初来安値を更新した。これを受け東京株式市場でもグロース株(成長株)を中心にリスク回避目的の売りがかさむ状況にある。足もと外国為替市場ではドルが売られ、1ドル=126円台後半までドル安・円高が進行したことも買いを手控えさせる要因となっている。
ただ、日経平均は前日に250円あまりの下げをみせていたこともあり、下値抵抗力が発揮されそうだ。
25日早朝には北朝鮮が弾道ミサイルを複数回発射した。日本の排他的経済水域(EEZ)の外に落下したもようだが、相場への影響は限られている。
東証株価指数(TOPIX)は続落している。
業種別では、バンナム、任天堂などのその他製品株やオリエンタルランド(OLC)、リクルートHDなどのサービス株が下落。JAL、ANAなどの空運株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も安い。ソニーG、キーエンスなどの電気機器株や、7&iHD、ファーストリテなどの小売株も軟調。第一生命HD、東京海上などの保険株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株も下げている。
