3日の東京株式は、落ち着きどころを探る展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万2300円－3万2600円を想定。（2日終値3万2707円69銭）
米国株は大幅安。格付け会社のフィッチ・レーティングスが米国債を格下げしたことでリスク回避の動きが強まり、年初から大きく上昇したハイテク株を中心に利益確定売りが強まった。
日経平均株価はきのう2日に大幅反落した弱い動きや、現地2日の欧米株式が下落した流れを受け、売り優勢スタートとなりそう。
ただ、米国株式の下落は、きのうの時点である程度は織り込み済みとみられ、売り一巡後は、底堅く推移する場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル＝143円台の前半（2日は142円63－65銭）と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ＝156円台の半ば（同156円76－80銭）と小動き。
決算発表が続くなか、好決算銘柄への個別株物色が中心になるとみられる。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比265円安の3万2345円だった。
【好材料銘柄】
■アップルインターナショナル <2788>
上期経常を一転39％増益に上方修正・5期ぶり最高益、通期も増額。
■伊藤忠テクノソリューションズ <4739>
伊藤忠商事 <8001> 子会社のデジタルバリューチェーンパートナーズがTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株4325円で2日終値を10.3％上回る水準。買い付け期間は8月3日から9月14日まで。
■インテリジェント ウェイブ <4847>
今期経常は43％増で22期ぶり最高益、20円増配へ。
■日本高周波鋼業 <5476>
今期最終は黒字浮上で39期ぶり最高益更新へ。
■イー・ガーディアン <6050>
チェンジホールディングス <3962> と資本業務提携。チェンジHDはTOBと第三者割当増資を通じてイーガーディの連結子会社化を目指す。TOB価格は1株3000円で2日終値を45.5％上回る水準。第三者割当増資は152万7716株、発行価格は2099円。
■日本ライフライン <7575>
4-6月期(1Q)経常は21％増益で着地。
■マミヤ・オーピー <7991>
4-6月期(1Q)経常は3.2倍増益で着地。
■サンリオ <8136>
今期経常を一転31％増益に上方修正、配当も10円増額。
■AZ－COM丸和ホールディングス <9090>
4-6月期(1Q)経常は45％増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
3（木）
【国内】
10年物価連動国債入札
《決算発表》
三菱商、任天堂、住友商、ZHD、花王、郵船、協和キリン、旭化成、JFE、日清食HD、コナミG、ヤマトHD、コンコルディア、東ソー、ミツコシイセタン、Gウイン、太陽誘電、日油、KADOKAWA、TBSHD、参天薬、エア・ウォーター、カカクコム、洋缶HD、フジHD、カルビー、ダイセル、日光電、DMG森精、カシオ、長瀬産、ひろぎん、FUJI、グリコ、ネットワン、レンゴー、GSユアサ、伊藤米久、ツムラ、古河電、加賀電、兼松、セーレン、リコーリース、UACJ、十六FG、TOKAIHD、ゼリア新薬、グリー、芝浦メカ、日管財HD、IDEC
【海外】
英国金融政策発表
米6月製造業受注（23:00）
米7月ISM非製造業景気指数（23:00）
《米決算発表》
アップル、アマゾン･ドットコム、ギリアド・サイエンシズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
