小幅続落、NYダウ下落を受け

【寄り付き概況】

20日の日経平均株価は小幅に続落して始まった。始値は前日比42円72銭安の2万7238円45銭。
 下げ幅は一時100円を超えた。新型コロナウイルスの感染拡大への警戒が根強い。前日に9月の減産を発表したトヨタは売りが先行し、投資家心理を悪化させている。半面、半導体関連などには買いが先行。日経平均は上昇に転じる場面もあった。
 
前日の米株式市場は、NYダウが66ドル安と3日続落。米連邦準備理事会(FRB)によるテーパリング(量的緩和の縮小)の前倒し観測が警戒要因となった。ただ、ナスダック指数は上昇し、高安まちまちだった。
この流れを受け、東京株式市場は続落で始まった。為替は1ドル=109円70銭前後と前日夕方に比べ横ばい圏で推移している。
 
歯止めのかからない新型コロナウイルスの感染拡大への警戒は根強く、相場の上値を重くしている。政府はきょうから兵庫、福岡など7府県をコロナ対策の緊急事態宣言対象地域に追加した。経済活動の制限強化が続き、国内企業の業績が下振れする懸念も広がっている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小動き。
 
 寄り付き時点で業種別では33業種中、12業種が高く、値上がりは電力・ガス、医薬品、その他製品、食料品など。値下がり上位に海運、鉱業、輸送用機器、非鉄、石油、鉄鋼など。
 
個別では、トヨタは、きょうも売られている。デンソーが大幅安。ファナック、ダイキンも売られている。ルネサス、東エレクなど半導体関連銘柄が高い。任天堂も買われている。

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