【寄り付き概況】
2日の日経平均株価は小幅に続伸して始まった。始値は前日比48円29銭高の2万7564円82銭。
前日の欧州株市場では主要国の株価指数が総じて軟調な動きだったが、米国株市場では景気敏感株などが底堅さを発揮しNYダウは小幅ながらプラス圏で引けた。
東京株式市場でも引き続き方向感の見えにくい地合いとなっている。米長期金利がフシ目の4%台に乗せたこともあり、ハイテク系グロース(成長)株には向かい風となる可能性もあるが、低PBR銘柄など株価指標面で割安な銘柄が全体相場の下値を支える展開も予想される。日経平均は2万7000円台半ばで強弱観対立が続きそうだ。
東京株式市場でもグロース(成長)株のサイバーやエムスリーなどが売られている。
東証株価指数(TOPIX)は続伸している。節目の2000を超える場面がある。
個別では、住友鉱やファストリの上昇が目立つ。三菱UFJや三井物が上げている。トヨタなど自動車株もしっかり。一方、東エレクやニコン、楽天グループが下げている。
