小幅続伸スタート、配当狙いの買い

【寄り付き概況】

​29日の日経平均株価は小幅続伸して始まった。始値は前日比31円12銭高の2万7549円37銭。

 
前日の欧州株市場は総じて堅調な値動きを示したが、米国株市場ではNYダウが取引後半に軟化し下落して引けた。金融システム不安が後退し、金利が再び上昇基調にあることでハイテク株中心に売りが目立つ展開となり、ナスダック総合株価指数は終日軟調だった。
外国為替市場で足もと円高方向に振れていることで、東京株式市場でもハイテク輸出株中心に向かい風となっている。
 
一方、きょうは権利取り最終日であり、配当権利取り狙いの買いが全体相場を支える形となり、下値リスクも限定的なものにとどまりそうだ。
 
日経平均への寄与度が高いソフトバンクグループ(SBG)が大幅高で推移していることも指数を押し上げている。もっとも、前日の米株式市場での主要株価指数の下落は重荷で、日経平均は下げる場面もある。
 
東証株価指数(TOPIX)は続伸。
 
個別では、ファストリやOLCが買われている。一方、商船三井など海運大手は安い。東エレクも下げている。
 
 
 
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