小幅続伸スタート、配当取りや政策期待

【寄り付き概況】

27日の日経平均株価は小幅に続伸して始まった。始値は前週末比29円01銭高の3万0277円82銭。9月末の配当取りに絡んだ買いが優勢となった。
 
前週末の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場では高安まちまちの展開となりリスク選好の流れがとまった。NYダウが小幅ながら3日続伸した一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数はわずかながら反落、強弱観が対立する地合いだった。
FOMC通過で先行き不透明要因がひとつ解消されたものの、引き続き中国不動産大手・恒大集団のデフォルトリスクが意識されている。
 
また、中国人民銀行による暗号資産の取引禁止が嫌気されており、東京株式市場でもこの影響が出そうだ。前週末に日経平均は先物主導で600円あまりの急伸をみせていたこともあって、きょうはその反動が出やすいだろう。
 
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=110円台の後半(前週末24日は1ドル=110円47-47銭)、1ユーロ=129円台の後半(同129円66-70銭)で取引されている。

個別では、JAL、ANA、INPEX、石油資源が上昇。クレセゾン、オリックス、三井不 、三菱地所も高い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、JR東日本、JR東海も上げている。

 

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