小幅続伸スタート、米株高を好感

【寄り付き概況】

25日午前の東京株式市場は、前日の米株市場でハイテク株を中心としたナスダック総合指数が連日で最高値を更新したほか、NYダウ工業株30種平均も3日連続で上昇、さらに日経225先物も堅調だったことを映した買いで、日経平均株価は前日比36円03銭高の2万7768円13銭と小幅ながら3営業日続伸して始まった。
 
前日の米国株市場ではワクチン普及期待などを背景にNYダウをはじめ主要株指数が揃って上昇、ナスダック総合指数と機関投資家が重視するS&P500指数は過去最高値を更新した。米国市場でリスク選好の地合いが続いていることは東京株式市場にとってもポジティブ材料となっている。
 
一方、国内で感染拡大が続く新型コロナウイルスのデルタ株が経済に与える影響などが懸念されるなかで、積極的な買いも見込みづらく足もとでは方向感が出にくい。日経平均は前日までの2営業日合計で700円以上の上昇をみせていることから、目先筋の利益確定の動きが上値を押さえる展開が想定されるだろう。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上昇している。

業種別では、日本製鉄、JFEなどの鉄鋼株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が上昇。JAL、ANAなどの空運株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も高い。三井金属、住友鉱などの非鉄金属株や浜ゴム、ブリヂストンなどのゴム製品株も上げている。

 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)が買われている。トヨタやファナックも高い。一方、最近上昇が目立っていた郵船や商船三井など海運株は下げている。

 

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