【寄り付き概況】
5日の日経平均株価は小幅続伸で始まった。前日比24円05銭高の2万0650円71銭。4日の米株が上昇し、投資家心理が改善した。
前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック指数、S&P500指数の主要3指数がいずれも過去最高値を更新したが、上げ幅は小さく上値が重くなっている。
日経平均は前日までの3日続伸の反動が意識されるところだが、寄り付きはやや買いが優勢で始まった。
目先的には2015年6月につけたアベノミクス高値である2万868円に接近するなか利益確定売りが出やすくなっている状況。
外国為替市場では1ドル=112円台後半の推移で全体相場には中立要因とみられる。一方、押し目買いニーズも強く、下値に対しても抵抗力を発揮しそうだ。
寄り付き時点で業種別では33業種中、17業種が高く値上がり上位に繊維、電力ガス、水産、輸送用機器など。値下がりで目立つのは保険、石油、鉱業など。
個別では、キリンHDや大ガス、ホンダ、デンソーなどに買いが先行した。
トヨタ、石川製、JDIは高い。東レが値を上げ、ブリヂストンは堅調。
ファーストリテ、任天堂、良品計画は強含み。アサヒ、カカクコム、大和ハウス、三井不が続伸した。
半面、日産自、SUBARUが売られ、ソニー、村田製は軟調。JFE、住友鉱、三菱商はさえない。ソフトバンクG、ANA、東京海上などが下げている。
ウェルビー<6556>は買い気配、本日マザーズ市場へ上場した。現在、公開価格である2580円に買いが約77万株、売りが約47万株、差し引きでは約30万株となっている
225先物はモルスタ・クレディ・シティ・三菱・カブコム・GS・ソジェンが買い越し
大和・野村・アムロ・メリル・UBS・松井・みずほが売り越し。
TOPIX先物はモルスタ・クレディ・JP・アムロ・ソジェンが買い越し。
GS・SBI・野村・大和・三菱が売り越し。
外資系等は、日立ハイテク(8036)、カカクコム(2371)、ぐるなび(2440)、MonotaRO(3064)、スタートト(3092)、あみやき(2753)、古河電(5801)、KOA(6999)、東レ(3302)、太陽日酸(4091)、積水化(4204)、武蔵精密(7220)、トヨタ(7203)、パーク24(4666)、アダストリア(2685)に注目。
テクニカル的には、エレマテック(2715)、ヒューリック(3003)、トーア紡(3204)、テイカ(4027)、デンカ(4061)、信越〈4063)、ニチバン(4218)、鉄(5401)、神戸鋼(5406)、東製鉄(5423)、東邦鉛(5707)、古河機(5715)、石川製(6208)、日立建(6305)、ダイキン(6367)、ジェイテクト(6473)、不二越(6474)、KIMOTO(7908)、日写(7915)、日立キャピ(8586)、JPX(8697)、岩井コスモ〈8707)、空港施設(8864)、都競馬〈9672)、JKHD(9896)が動兆。
