小幅続伸、米国株高を受け買い先行

【寄り付き概況】

24日の日経平均株価の始値は前日比18円07銭高の2万3839円18銭と小幅に続伸して始まった。
前日のNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が最高値更新基調を続けており、東京市場でもリスクオンの流れにある。中国が来年1月から冷凍豚肉などの関税引き下げを決めたことで米中協議進展への期待が高まっている。
 
ただ、外国為替市場では1ドル=109円台前半の推移と円安が進んでおらず、クリスマス休暇に絡み海外投資家の参戦も見込めない状況下で、日経平均の上値は重い。市場エネルギー不足で方向感も定まりづらく、薄商いのなか狭いレンジでの推移が想定される。
 
市場では「米国株も売り手がいない中で上昇しており、年末に向けては利益確定売りが出やすい」として、目先の相場全体の上値の重さを見込んで買い持ち高を手じまう動きが出ているとの見方もある。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、24業種前後が高く、値上がり上位に水産、鉱業、石油、非鉄、ガラス土石など。
 
個別では、三菱UFJ、みずほFGの銀行株や日本製鉄、JFEの鉄鋼株、コマツ、クボタの建設機械株が堅調。また、日本電産、村田製の電子部品株もしっかりし、武田、第一三共の薬品株も値を上げ、ファミマ、ファーストリテも値を上げる。リクルートやファナック、エムスリーも上昇している。
 
半面、東エレク、アドバンテス、SUMCOの半導体関連株や三井不が安く、NTT、NTTドコモ、KDDIの通信株が値を消し、ソフトバンクGは続落している。エプソンやスズキも下げている。
 
テクニカル的には、PS三菱(1871)、アリアケ(2815)、Hamee(3134)、JSB(3480)、サツドラ(3544)、チェンジ(3962)、参天(4536)、三機(6044)、IBJ(6071)、ストライク(6196)、インソース(6200)、モリタ(6455)、JES(6544)、エレコム(6750)、富士通ゼ(6755)、サイゼリヤ(7581)、日MDM(7600)、クワザワ(8104)、イオン(8267)、地銀、吉野家(9861)が動兆。
 
 

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